東京大学学術機関リポジトリ UTokyoRepository東京大学 東京大学学術機関リポジトリ UTokyoRepository 東京大学

UTokyo Repositoryの概要

1.学術機関リポジトリとは

学術機関リポジトリ(Institutional Repository)とは、大学等の学術機関で生産された、さまざまな研究成果を電子的な形態で集中的に蓄積・保存し、学内外に公開することを目的としたインターネット上の発信拠点(サーバ)です。

東京大学では、本学で生み出される世界水準の研究成果の国際的な流通、研究成果のvisibilityと速報性の向上、知識群のOpen Access化、さらに学術と社会の交差を図りつつ、国際的な学術交流に寄与することを目的として、2006年4月に「東京大学学術機関リポジトリ」を公開し、サービスを開始しました。

知の収集と公開~桐野プラン~

▲このページの最上部へ

2.研究成果とは

東京大学をはじめとする学術機関で活動される研究者の方々は、日々、多くの研究成果をあげていることと思います。 こうした研究成果は、学術雑誌に発表された査読済み学術論文をはじめ、学位論文、紀要掲載論文、図書あるいは図書の一部、プレプリント、会議録、科学研究費研究成果報告書、テクニカルペーパーなど、さまざまな形で発表・公開されていることでしょう。 このほかにも、学会発表で用いられたスライドや配布資料、各種研修会などにおける講演資料、授業用の教材(スライド、配布資料、プログラムなど)なども研究成果を表現したものと考えることができます。

こうした研究成果を簡便かつ迅速に公開する手段の1つとして、最近注目されているものが学術機関リポジトリです。

▲このページの最上部へ

3.どのように登録するのか

これら研究成果物は、現在では最初から電子的な形で作成されていることが少なくありません。 ですので、研究者の方々は、PCなどに保存された電子ファイルに若干の情報(タイトル、著者名などのメタデータ)を付け加え、これを学術機関リポジトリに転送するだけで、公開の準備が整います。

一方、過去に発表・公開された紙媒体の研究成果物については、いったん電子化し、これを上記と同様の方法で登録していただく必要があります。

なお、いずれの場合も、附属図書館および情報基盤センターにおいて、登録支援サービスを実施しています。

機関リポジトリ概念図

▲このページの最上部へ

4.東京大学における取り組み

東京大学では、附属図書館および情報基盤センターのほか、各研究科・学部、研究所などにおいて、本学の研究成果をさまざまな形で発信してきました。 例えば、附属図書館および情報基盤センターでは、本学で授与された博士論文の書誌事項と要旨を収録した「学位論文データベース」や各種目録、貴重書の電子化などを手がけてきました。

学術機関リポジトリについても、その重要性と将来性を視野に入れ、まず、2004年度に国立情報学研究所(NII)が主催した、学術機関リポジトリ構築ソフトウェア実装実験プロジェクトに参加しました。ここでは、EPrintsと呼ばれるオープンソフトウェアを利用したテストサーバの立ち上げと試行運用を実施しました。

並行して、附属図書館では、「東京大学における情報戦略について」を策定し、学術情報システムは「情報発信支援」、「情報アクセス支援」、および「情報活用支援」の3つの支援機能を果たすことを目標として定め、そのうちの1つである情報発信支援を実現するための手段として、学術機関リポジトリの構築を盛り込みました。 この機能は、2006年3月にリプレイスを予定していた図書館システムにおいて実現する方向で検討しましたが、NIIのCSI事業による外部資金を調達・活用し、1つの独立したシステムとして立ち上げることとなりました。

現在、学内各部局の協力のもと、学位論文をはじめ、学術雑誌掲載論文、紀要、科学研究費研究成果報告書、ディスカッションペーパーなど、さまざまな研究成果の収集とその登録を行っているところです。

▲このページの最上部へ