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タイトル: 20.Relation between Earthquakes and Precipitation, Barometric Pressure, and Temperature. : A Supplementary Note.
その他のタイトル: 20.地震と雨雪量,氣壓,及氣温との關係(補遺)
著者: Yamaguti, Seiti
著者(別言語): 山口, 生知
発行日: 1936年6月5日
出版者: 東京帝国大学地震研究所
掲載誌情報: 東京帝国大学地震研究所彙報. 第14冊第2号, 1936.6.5, pp.235-239
抄録: 此の研究は前の研究の結果が,實際の物理的意味を有するか,或は偶然起り得るものかどうかを確かめる目的でなされた。此の爲に先づ水戸,石卷,及宮古に於ける雨雪量,氣壓,及氣温を探り,次いで沼津,濱松,及名古屋に於ける同様の氣象要素を探り,之等と關東地方に起つた地震との間の相關係數を,前論文と全く同様の方法で計算して見た.共の結果は第I表,第II表,及第III表に示される通りであつて,前論文の結果を或る程度まで證明するものと考へられる.即ち之を綜合すれば,次の通りである.1.前論文に揚げられて居る地方の雨雪量は關東地方の地震と冬季に於いて,最も關係が深かつたが今回の地方に於けうものは春及夏に於いて最も關係が深い様に見受けられる.叉前囘の雨雪量は銚子沖及相模灣の有感地震に最も影響があつたが,今囘の雨雪量は磐城沖及鹿島灘の有感地震に影響が多い.2.氣壓は前囘も今囘も同様に冬及春に於いて關東地方の地震と最も密接な關係がある.叉凡ての地方に於ける氣壓は,關東地方の海底に起る顯著及稍々顯著地震と最も密接な關係があるが之に反して陸上に起る同上の地震とは餘り密接な關係が無い.3.前囘の地方の氣温は秋及冬關東地方の地震發生に影響を及ぼして居るが,今囘の地方に於けるものは冬及春に於いて影響が多い.前囘も今囘も全く同様に銚子沖及相模灘竝に相模及伊豆半島の地震に影響が多い.4.相關係數の値は,地震の起る地方別に依つて變化して居る,而して大なる相關係數を有する或る特定の地震地方が存在すると云ふことは面白いことゝ思ふ.5.雨雪量,氣壓,及氣温の三つの間には密接な關係があつて,共の中の一つと地震との間の關係を研究すればそれで足ろと考へられる向もあるが,實際問題としては決して左様に簡單では無い.6.大森先生や寺田先生方の古い時代の研究の結果に於いても,雨雪量と地震との間にに可成密接な關係があると云ふことになつて居り,叉J.F.Brennan氏が中米のJamaicaに於いて研究された結果に於いても,負の相關々係があると云ふことを報告して居る(私の研究に於いて,日本海方面の冬季の雨雪量と關東地方の有感地震との間の關係に相當する.)ことは雨雪量と地震との間の相關々係存在の意味を強めるものと思はれる.
URI: http://hdl.handle.net/2261/10260
ISSN: 00408972
出現カテゴリ:東京大学地震研究所彙報
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