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タイトル: 23.Physical and Chemical Properties of the Simogamo, Rendaizi and Simokawazu Thermal Springs in Southern Idu Peninsula. I.
その他のタイトル: 23.南伊豆,下賀茂・蓮臺寺・下河津3温泉の物理化學的性質に就いて(第1報)
著者: Fukutomi, Takaharu
著者(別言語): 福富, 孝治
発行日: 1936年6月5日
出版者: 東京帝国大学地震研究所
掲載誌情報: 東京帝国大学地震研究所彙報. 第14冊第2号, 1936.6.5, pp.259-270
抄録: 最近南伊豆,下賀茂,蓮臺寺,下河津3温泉の多くの温泉穿井の採水,測温を行ひ,主要なる化學成分の分析を行つた.之等の結果と從來研究して來た物理的性質とを簡單に纏めた研究の第1報である.其概括を述べれば次の様である.1.温泉湧出温度θは通常氣温θ0と正の相關(Fig.1)を示し,夏は高温冬は低温を示す.此關係の親明として湧出口附近に於て空中や地中へ逃去る熱の影響と,地殼の極めて淺所に於て氣温に近き温度の地下水が温泉に混入すると云ふ影響とが考へられたが,夫等の關係は近似的に(4)式の如く表された.2.次に上記3温泉の各々に就き主要化學成分含有量と湧出温度との關係を吟味したのに,近似的には直線的關係が認められれ(Figs.2~4).此の關係の説明こして(a)物質の水に對する溶解度に概して溶媒の温度が高い程大であるから湧出量の略々等しい温泉では,高温な湧出温度のもの程未だ飽和に達しない物質の含有成分量は大であると云ふ考と(b)上に述べた地下水混入の影響とが考へられたが,此場含には(a)の影響は問題にならす,大部分(b)の影響であるらしい事が判つた.然して其含有量xと湧出温度θとの關係は(6)式で近似的に表はされた.3.下河津温泉に於けるCl含有量と温度との關係はCl含有量0・50g1以下の温泉では上に述べた如く直線的關係を示たが,夫より大なる含有量の温泉では湧出温度は100℃附近に一定し水蒸氣を噴出して所謂沸騰泉の現象を呈す.之等の温泉の湧出口で採水されたCl含有量から沸騰直前の温度が准定されたのに下河津源泉は185℃以上の高温を有すべき事が判つた.4.次に下賀茂温泉に於てはNaClとCaCl2とが其の主成分であるが'分析の結果から,之等の含有量の間には極めて商單な正の相關關係(Fig.5)の存在すること,叉CO3化合物とCl化合物との間には負の相關關係(Fig.6)が存在する事が判つた.然して之等の關係は地下水の混入を考へて導かれた(7)式とよく符號し,NaCl,CaCl2の如きは地下源温泉中に含有され,CO3化合物等は地下水中に含有される事が確められた.
URI: http://hdl.handle.net/2261/10263
ISSN: 00408972
出現カテゴリ:東京大学地震研究所彙報
東京大学地震研究所彙報

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