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タイトル: 1. Notes on the Electromagnetic Induction within the Earth
その他のタイトル: 1. 地磁氣變化に伴う大地中の電磁感應
著者: Rikitake, Tsuneji
著者(別言語): 力武, 常次
発行日: 1948年6月30日
出版者: 東京大学地震研究所
掲載誌情報: 東京大學地震研究所彙報. 第24冊第1/4号, 1948.6.30, pp.1-9
抄録: 地電流の大部分が地球外部に原因を有する地球磁場の變化に伴つて誘導されるものであることは多くの地球物理學者に依つて確められている.本報文に於ては地表に於て觀測された地磁氣若は地電位差變化の値から,地電位差若は地磁氣の~變化を理論的に求める一方法を提出し,實測と計算との比較から土地の電氣傳導度を求め得ることを示した.はじめに大地は電氣的に等方であるとして諏扱つた.この場合は互に直角な地磁氣及び地電位差の變化を比較することにより,土地の電氣傳導度を求めることが出來る.例としてSpainのEbroの日變化の一年間の平均に就て實際に此の方法を適用してみたが,地磁氣變化より求めた地電位差變化は,CahpmanとWhiteheadが地磁氣ポテンシャルの球函數展開から求めたものと形に於て非常によく一致した.次に最近問題になつている土地の異方性を考慮にいれた場合を取扱つた.この場合はMaxwellの方程式を解く時の便宜上,地電位差の變化をもととして如何なる地磁氣の變化が期待されるかを調べた.上述のEbroの日變化を例として解析を行つた結果は,電氣傳導度最小の方向はM18°W又最大値と最小値の比は0.2程度となつた.このことはEbroの地電流の變化が殆どN20°Wの方向に限られてゐることをよく説明するものと云えよう.この場合地磁氣の變化は水平ヴェクトル圖に於て略〓東西であるから,異方性を求める上にはあまり適していない.例えば地電位差變化の方向とほゞ平行に近いような地磁氣の變化を用いて求めたならば,更に精度よく異方性を求めることが出來よう.いずれにしても此方法は間接的であつて種々の誤差を含み易いし,精度も不充分であるから,土地の電氣的性質の時間的變化を調べるには不適であつて,直接測定を實施することが望ましい.Eboの例に見る如く,土地の電氣的性質は少くとも見掛け上異方性を有する.この異方性を生ずる原因また他の地球物理學的現象特に地殼の力學的性質との關係を調べることは,極めて興味あることゝ考えられ,今後の研究に期待する處大である.
URI: http://hdl.handle.net/2261/10627
ISSN: 00408972
出現カテゴリ:東京大学地震研究所彙報
東京大学地震研究所彙報

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