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タイトル: 14. Igneous Activities prior to the Deposition of the Chichibu System.
その他のタイトル: 14. 秩父系堆積前の火成活動
著者: 市村, 毅
松林, 晴子
著者(別言語): Ichimura, Takeshi
Matsubayashi, Haruko
発行日: 1953年6月25日
出版者: 東京大学地震研究所
掲載誌情報: 東京大學地震研究所彙報. 第31冊第2号, 1953.6.25, pp. 155-167
抄録: 飯能から吾野及正丸峠に跨る山岳地械には,チヤート,輝綠凝灰岩,石灰岩,粘板岩,頁岩などゝ共に砂岩を伴う秩父系が広く露出している.これ等の中,各産地から採取した砂岩に就き,薄片及機械分析によって分限した重鉱物の顕微鏡的研究を行った結果,火成岩に根源を有する種々の鉱物を含むことが分った.殊にパーサイト,マイクロクラインパーサイト,微ペグマタイト状或は微文象状組織を有する破片,黒雲母,楔石,褐廉石などを屡々むことは,砂岩の材料が花崗岩及花崗閃綠岩の如き酸性深成岩及その関係岩類から供給されたことの証據であり,又融蝕された石英の結晶,形態の整つた紫蘇輝石などの存在は,前者が石英斑岩,石英粗面岩,石英安山岩などの何れかの斑晶であったことゝ,後者が安山岩の如き火山岩の鉱物成分だったことを物語るものである.以上の事実から判断して,此地域に露出する秩父系の堆積以前には火成活動,特に花崗岩質深成岩の貫入があったことが想像されるし,更に他方では石英斑岩,石英租面岩,石英安山岩の様な石英斑晶を有する火成岩や安山岩などが露出していたことも,輝綠凝灰岩が示す如き火山活動も考えられる.然も各鉱物が比較的新鮮であり,且つ甚しく角立っている点は,秩父系が堆積した地向斜から余り遠くなかった処からこれ等の材料が供給された場合を暗示する様に思われる.たゞし斯る材料の根源が日本の何処にあったか,それとも今日の日本海によって占められるゝ地域にあったかに就ては,未だに不明な点が多く,それらは今後詳細な研究を要する重要な問題である.
URI: http://hdl.handle.net/2261/11750
ISSN: 00408972
出現カテゴリ:東京大学地震研究所彙報
東京大学地震研究所彙報

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