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タイトル: 19. A Note on Tsuboi-Nagata's Method.
その他のタイトル: 19. 坪井・永田の方法について
著者: 佐藤, 泰夫
著者(別言語): Sato, Yasuo
発行日: 1954年10月30日
出版者: 東京大学地震研究所
掲載誌情報: 東京大學地震研究所彙報. 第32冊第3号, 1954.10.30, pp. 259-269
抄録: 重力・地磁気等の地表における異常の分布から,内部の構造を推論することは,地球物理学に於いてもっとも重要な問題の一つであり,幾つもの方法が提案されてゐるが,坪井・永田の方法1)はその中でも最もすぐれたものの一つであらう.(§1).しかし既に力武も指摘してゐる様に2),此の方法では,測定された分布は,その節囲外においても,全く同様な変化を周期的にくり返す事を必然的に仮定しなくてはならない.かうした制約は孤立した異常分布に対しては無理なものであり,これを改善する爲に,力武はHermite術数を用ゐる極めて巧妙な方法を提案したのである2).しかしこれにも一二困難な点がないわけではなく,坪井・永田の方法の持つ長所-方法の容易な点,物理的意義の明らかな点等-は捨て去りがたい(§2).孤立した函数φ(x)のスペクトル-共軛函数-は連続スペクトルであり,坪井・永田の方法でFourier係数を用ゐる事は,連続スペクトルの代用として線スペクトルを使用する事を意味する.(Fig. 2参照),(§3.1).又,この方法を積分の近似計算として見るならば,矩形公式による近似となってゐる.(Fig. 2参照),(§3.2).従って良好な近似を得ようとすれば,分割の幅をせまくすべきであるし,この事は又線スペクトルの間隔を密にとる事と同意義である.ところが基本周期はスペクトルの間隔に逆比例するから,この間隔をせまくとる事は基本周期を良くする事となり,従って又,坪井・永田の方法では不可避の事である異常分布の周期的なくりかえしに於て,中間に異常のない部分を挿入する事になる.(Fig. 5b, c, d参照),(§4).最後に,この間の事情を,実例により,グラフを用ゐて説明した.基本周期をどの程度にのばすべきか,換言すればどのくらい異常のない部分をさしはさむかは,§4の見方よりすればポテンシアル論に関する物理的常識によって,§3.2の観点に立てば,矩形公式による積分の近似の誤差に関する見積りから,§3.1のやうに,線スペクトルによって連続スペクトルを代表すると考へるならばInformation theoryにおける解析論の考へから,定める事ができるであらう.このやうにして求めた結果は,当然のことであるが,力武によって得られたものとよく一致する.(§5).
URI: http://hdl.handle.net/2261/11786
ISSN: 00408972
出現カテゴリ:東京大学地震研究所彙報
東京大学地震研究所彙報

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