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タイトル: Elasticity of Rocks under the Initial Stresses, with Special Reference to the Fracture Problem.
その他のタイトル: 応力と岩石の弾性,特に破壊領域に就いて
著者: Shimozuru, Daisuke
著者(別言語): 下鶴, 大輔
発行日: 1955年12月10日
出版者: 東京大学地震研究所
掲載誌情報: 東京大學地震研究所彙報. 第33冊第3号, 1955.12.10, pp. 437-448
抄録: 地殻に応力が蓄積して,或る限界を超えると遂いに破壊に至るという現象は浅い地震の発震機巧を考える場合に根本的問題となつて来る.此の実験は岩石にその様な応力が作用して遂いに破壊に至るまでの弾性的な性質の変化を超音波速度というものを媒介にして研究したものである.岩石の試料としては,秋吉台産の大理石を角柱に切つたものを用い,材料試験機で軸圧をかけながら,軸方向及び軸に直角な方向の縦波の速度を測定した.又,岩石のようにbrittleな多結晶体と比較するために一種の有機ガラスについても同様な実験をした.その結果によると,速度の変化に三段階あるようにみえる.すなわち,圧力の小さいところでは速度はほば直線的に増加する. (弾性領域).つぎに,速度は少しづつ減少しはじめる(塑性預域).速度の減少の割合が急に激しくなつて遂いに破壊する(破壊領域).この説明として,弾性預域では, void spaceの圧縮に伴う減少と結晶自体のfinite strainによる速度の増加がみられ,塑性領域では結晶中のdislocationが動いて,その結果粒界に応力集中が起きて,非常に小さいcrackが沢山入るために速度が少しづつ減少する.破壊領域では結晶粒界の結合がlooseになつて,大きなcrackがあちこちに入るため,変形も大きくなり速度の減少が甚しい.有機ガラスでは,同程度の応力ではほとんど弾性的性質を保つと考えられる.
URI: http://hdl.handle.net/2261/11825
ISSN: 00408972
出現カテゴリ:東京大学地震研究所彙報
東京大学地震研究所彙報

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