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タイトル: 2. On Microseisms in Frequency Range from 1c/s to 200 c/s
その他のタイトル: 2.微動について
著者: Akamatu, Kei
著者(別言語): 赤松, 敬
発行日: 1961年3月30日
出版者: 東京大学地震研究所
掲載誌情報: 東京大学地震研究所彙報. 第39冊第1号, 1961.3.30, pp. 25-75
抄録: 研究の対象となる微動はその周波数帯域が1-200c/sのいわゆる短周期脈動である.この論文では微動の波の性質として微動のスペクトラム,周波教および日変化を論ずる.また,波の伝播方向,伝播速度,波長を求め,波の軌道と合わせて,波の性質を調べる.以上の結果から卓越周波数の問題を論ずる.スペクトラムを求めるには,短時間自己相関函数を用いて,Power Spectrumを求める.波の微視的な性質を調べる一手段としては,いわゆる3点観測と,3成分観測を合わせて行ない,波の伝播方向,伝播速度,波長を求め,さらに,伝播方向と組合わせて波の軌道がえがかれる.微動のスペクトラムを求めると,観測場所ごとに卓越周波数が存在する.そのあらわれ方は,ある周波数が著しく卓越する場所と,スペクトラムのグラフにたいらにあらわれる場所がある.一つの場所での昼夜のスペクトラムについては殆んど差がないようである.これはその土地の卓越周波数が昼夜とも存在することを示す.伝播速度,伝播方向,および軌道から考えて,微動はその大部分が表面波の性質をもつようである.そのひとつは実体波と考えるには,観測点の地下構造を考え合わせると,波長に較べて伝播速度が遅すぎる.その二は波の伝播方向と振動の軌道をいろいろな場合について調べると,微動は主として表面波,すなわちRayleigh型の波,あるいはLove型の波,ないしはその合併したものとみられるからである.土地の卓越周波数の問題については,これまで種々議論されてきているが,大部分はその原因が地層の重複反射にあるとするものである.これは入射してくる波を実体波的に考えるわけである.観測される微動の大部分を表面波であるとすると,観測点の地下構造に対する分散曲線の群速度の極少に対応する周波教があらわれ易いことになる.この場合,地層は一種の炉波器と同じで,地下構造に対する分散曲線を一種の炉波器の周波数特性とみることができる.
URI: http://hdl.handle.net/2261/12003
ISSN: 00408972
出現カテゴリ:東京大学地震研究所彙報
東京大学地震研究所彙報

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