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タイトル: 松代群発地震地域のわれめ系解析
その他のタイトル: Fracture Analysis of the Seismic Area where the Matsushiro Earthquake Swarm has been occurring
著者: 村井, 勇
著者(別言語): Murai, Isamu
発行日: 1967年8月25日
出版者: 東京大学地震研究所
掲載誌情報: 東京大学地震研究所彙報. 第45冊第2号, 1967.8.25, pp. 505-536
抄録: 松代地震地域に分布する新第三系,貫入岩類および鮮新世・第四紀火山岩類の中には,広範囲にわたつて共通な特徴をもつわれめ系の発達が認められる.われめ系はいくつかの要素によつて構成されているが,特にENE-WSWとWNW-ESEの走向をもち直立する共軛組とNNE-SSWとNNW-SSEの走向をもち直立する共軛組の2系統が普遍的な発達を示す.第1の系統は,形成の際の応力条件が,σ1がE-W,σ2が鉛直,σ3がN-Sの方向にあつたと解釈される.第2の系統は,σ1がN-S,σ2が鉛直,σ3がE-Wと解釈される.第1の系統は下位の岩層中で顕著な発達を示し,これに対して第2の系統は,上位の岩層中において顕著である.このほか,σ2が水平方向に移り,代りにσ1が鉛直方向にきたような応力条件で生じたと考えられるいくつかの副次的なわれめ系が認められる.これらのわれめ系は節理を主とし,断層の発達はあまり顕著でない.われめ系の形成の時期は主として中新世の石英閃緑岩額の貫入後,鮮新世火山岩類の噴出前にあつたと考えられるが,鮮新世以後も同様な応力条件が持続したかあるいは繰り返えされた可能性がある.松代地震の発震機構は四象限型で,その節線の方向はNE-SWとNW-SEでよくそろつており, E-W方向の圧縮力によつて地震が発生していると解釈されているが,これは,地震地域に発達するわれめ系の第1の系統の応力条件と一致している.また, E-W方向の圧縮力は,北部フォッサ・マグナの新第三系の構造発達を支配してきたものでもある.松代町の皆神山北方に生じた潜在断層の方向は,その周囲の岩石中に発達するわれめ系の方向と一致している.
The Matsushiro Earthquake Swarm has continued to be active on the geotectonically peculiar region in the Fossa Magna. The seismic area is situated along the characteristic zone, so-called "the murasame zone" or "the central belt of uplift", where igneous activities, low grade metamorphism and uplift have occurred successively since the middle stage of Miocene. This zone runs in the trend of NNE-SSW~NE-SW along the tectonic line of "Shibata-Tdkamachi" or "Suwa-Tokamachi", and the town of Matsushiro or the center of the seismic area is situated in the middle of this zone.
URI: http://hdl.handle.net/2261/12343
ISSN: 00408972
出現カテゴリ:東京大学地震研究所彙報
東京大学地震研究所彙報

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