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タイトル: 22. Study on Distant Tsunami along the Coast of Japan : Part 3, Tsunamis of Philippines and Indonesia Origin
その他のタイトル: 22.日本太平洋沿岸における遠地津波 : 第3報 フィリピン,インドネシアの津波について
著者: Hatori, Tokutaro
著者(別言語): 羽鳥, 徳太郎
発行日: 1969年6月30日
出版者: 東京大学地震研究所
掲載誌情報: 東京大学地震研究所彙報. 第47冊第3号, 1969.6.30, pp. 523-537
抄録: The tsunamis which were generated at E Luzon I. on Aug. 1, 1968 and off NE Celebes I. on Aug. 10, 1968, were observed along the Pacific coast of Japan. Wave amplitudes at Tosa-Shimizu and Kushimoto, both of which are located at the cape, are relatively high and amount to 20-30 cm with the period of 15 min. Refraction diagrams of both tsunamis are drawn and the difference of the wave amplitude between SW Japan and NE Japan is investigated. The maximum wave group observed 3-6 hours after the initial wave front arrival can be explained by the effect of edge waves.|フィリピン,インドネシア海域で起きた歴史津波のうち,日本沿岸では,有名な1883年8月クラカトア火山の噴火による津波が認められた.また1918年8月セレベス海で起きた津波では,串本において40cmの波高が観測されている.同海域で起きた津波を伴なった地震の規模Mは大体7以上で,その多くは島弧の西側にあって,日本に対する津波の影響は比較的小さかった.1968年8月には3個,津波を伴なった地役が起り,1日のルソン島東岸の地震(M=7.0)と10日のセレベス島北東沖の地震(M=71/4)による津波は,日本各地では検潮儀によって観測された.14日のセレベス西岸の地震(M=73/4)による津波は,日本の記録からは認められなかった.なお2個のセレベス津波では,現地付近で津波による被害が報告されている.8月1日と10日の津波は,土佐清水や串本のような岬の地点で20-30cmの全振幅となり,他の地域よりも波高が大きく,屈折波の収歛による効果がみられた.東北日本,九州と南西諸島では,四国-近畿地方の波高と較べて,波源からの距離の割に波高は小さい.両津波の伝播図によると,これは日本列島の島弧の向きによって,津波が斜めに入射する効果と考えられる.カムチャッカ,エトロフ津波のような遠地津波では,日本各地の記録の波形は紡錘形であった.いいかえると第1波を観測してから数時間後に最大振幅が現われ,今回の津波も同様な形で観測された.これは大陸棚を伝わるエッヂ波の効果と言われている.記録から第1波の伝播時間と第1波から大きな波までの時間を読みとり,これらの関係を調べると2群に分れた.陸棚を階段形の単純モデルで取扱ったとき,水深比h2/h1(h1:陸棚上の水深,h2:外海の水深)をパラメーターとして示すと,今回の津波はh2/h1=5と3となり,カムチャッカ,エトロフ津波ではh2/h1=10で表わせた.このように,東北日本と西南日本とでの海底地形の違いが,波形の面からも区別されて興味深い.
URI: http://hdl.handle.net/2261/12467
ISSN: 00408972
出現カテゴリ:東京大学地震研究所彙報
東京大学地震研究所彙報

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