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タイトル: Report on DELP 1985 Cruises in the Japan Sea : Part VII : Topography and Geology of the Yamato Basin and Its Vicinity
その他のタイトル: DELP 1985年度日本海研究航海報告 : VII 大和海盆および付近の地形・地質
著者: Kimura, Masaaki
Matsuda, Takaaki
Sato, Hiroaki
Kaneoka, Ichiro
Tokuyama, Hidekazu
Kuramoto, Shinichi
Oshida, Atsushi
Shimamura, Kiyoshi
Tamaki, Kensaku
Kinoshita, Hajimu
Uyeda, Seiya
著者(別言語): 木村, 政昭
松田, 高明
佐藤, 博明
兼岡, 一郎
徳山, 英一
倉本, 真一
押田, 淳
嶋村, 清
玉木, 賢策
木下, 肇
上田, 誠也
発行日: 1988年3月31日
出版者: 東京大学地震研究所
掲載誌情報: 東京大学地震研究所彙報. 第62冊第4号, 1988.3.31, pp. 447-483
抄録: Topographic and geologic surveys by means of a PDR, seismic multi-channel and a dredger during the DELP-85 WAKASHIO cruise revealed that a buried ridge, tentatively named the Yamato Basin Ridge (YBR), is located in the central part of the Yamato Basin. Basalt dredged from the YBR is similar to the marginal basin basalt (MBB) and gave a K-Ar age of 7.3 ± 0.5 Ma. It supports the existence of the oceanic crust of the marginal basin type beneath the central part of the Yamato Basin. The YBR may be an extinct spreading center and is laterally offset by transverse faults. They should have been transform faults in origin once when the YBR was formed by the spreading. Sedimentary structure of probable Late Miocene and its younger sediments above the acoustic basement suggests that the spreading has not occurred since deposition of the sediments. Folds and thrusts recognized on the continental slope at the eastern margin of the Yamato Basin show that the area has been controlled under the compressive stress of which the maximum principal axis runs in a WNW-ESE direction.
本研究は日本サルベージ株式会社のチャーター船若潮丸(493t)を用いて日本海で行われた1985年度DELP航海によるものである.データは精密音響測深機,多重受信式音波探査装置およびドレッジャー等を用いて得られた.その結果,埋積された海嶺と思われるものが大和海盆の中央部に位置していることがわかった.これを大和海盆海嶺と仮称した.その海嶺上に位置する小海丘である大和-85-2海丘(仮称)からドレッジされた岩石は玄武岩であり,しかもそれは,縁海玄武岩(MBB)とよばれるものと酷似し,K-Ar年代は7.3±0.5Maを示した.このような岩石は,日本海では今回初めて得られたものであり,これは,少なくとも大和海盆の中央部の下には縁海型の地殻が存在することを示した.また,多重受信式音波探査記録で判定される後期中新世以降の堆積層の構造は,もし,大和海盆が拡大に伴って形成されたものであるとすれば,その拡大はその堆積物が堆積する以前に行われたことを示唆している.大和海盆海嶺は,後期中新世以前に大和海盆で生じた拡大に伴う火成活動によって形成され,後期中新世に拡大軸としての活動をやめたものと推定される.大和海盆海嶺は見かけ上いくつかの胴切断層でずれている.しかし,海嶺部のそれは垂直変位の大きいことを示している.たぶんこれらの断層は,当初は中新世の大和海盆拡大の際に形成されたトランスフォーム断層であったものが,後の(多分後期中新世~鮮新世以降)応力場の変化によりその性質を変えたものと思われる.また,大和海盆の東側を縁どるように位置する東北日本の大陸棚斜面上には,明かに後期更新世以降活動していると思われる褶曲や逆断層等が認められた.これらはその地域が現在ほぼ西北西-東南東方向の圧縮応力場のもとにあることと調和的である.
URI: http://hdl.handle.net/2261/13001
ISSN: 00408972
出現カテゴリ:東京大学地震研究所彙報
東京大学地震研究所彙報

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