UTokyo Repository 東京大学
 

UTokyo Repository >
131 地震研究所 >
東京大学地震研究所彙報 >

このページ(論文)をリンクする場合は次のURLを使用してください: http://hdl.handle.net/2261/13054

タイトル: 伸縮計および歪ゲージによる地殻歪の研究 : 多測定点石英管伸縮計と歪ゲージ歪計の開発および鋸山地殻変動観測所における観測
その他のタイトル: A study of crustal strain observed by extensometers and resistive strain-gages : Development of multi-sensored silica-extensometer and strain-gage strainmeter and observations in the Nokogiriyama Crustal Movement Observatory
著者: 柳澤, 道夫
著者(別言語): Yanagisawa, Michio
発行日: 1990年6月30日
出版者: 東京大学地震研究所
掲載誌情報: 東京大学地震研究所彙報. 第65冊第1号, 1990.6.30, pp. 161-276
抄録: 地殻歪および傾斜変化は,横坑式の地殻変動観測所において,石英管伸縮計と水管傾斜計とにより観測されている.千葉県富津市にある鋸山地殻変動観測所では,伸縮計をE-W, N-SおよびNW-SE方向に,傾斜計をE-W,およびN-S方向にそれぞれ25m長で設置し,連続観測を実施している.一方測地測量からも,地殻歪変化や地殻の上下変動が求められている.連続観測と測地測量データを比較すると,例えば松山地殻変動観測所の連続観測と四国地方の測地測量のデータのようによい一致をする場合もある.しかし,すでに報告したように,この房総半島では連続観測の結果は測地測量データと必ずしも一致していない.このことは測地測量の成果が房総半島の広域地殻変動を示しているのに対して,連続観測データは広域変動だけでなく鋸山観測所付近のかなり局地的な変動も観測していることを示すと考えられる.また,近年の報告では,歪変化量が観測坑内においても必ずしも全体にわたって一様ではないことが示されている.以上の結果を考慮して,地殻歪に関して次のように詳細な研究を行った.(1) 歪ゲージによる地殻歪観測法を開発し,横坑内において地球潮汐歪や気圧変化による歪応答の多点連続観測を実施した. (2) 既存の伸縮計に多数の中間観測点を増設して,上記の歪ゲージ歪計データとの比較を行った.歪ゲージ歪計開発のための基礎実験は約4年にわたって実施し,坑内歪測定の信頼性は十分に検証した.開発した歪計を坑内の12地点中にそれぞれ2成分ずつ,計24組配置して連続観測を実施した.一方,各成分の伸縮計に12個の中間観測点を設置し,測定端点も含めて計39組の連続観測も実施した.それぞれの多測定点伸縮計データと,気圧変化をみると,観測坑内には気圧変化の影響を強く受ける部分と殆ど受けない部分とがある.また坑内に多数設置した歪ゲージ歪計により,坑道の歪変化が一様でなく,場所により異なることがわかった.さらに,観測所坑内より採取した岩石サンプルを測定した弾性定数と,観測坑のある山体の地形データと坑道寸法を用いて,気圧効果による坑道の歪変化を求めるための数値実験を行い,観測結果の比較を行った.
The Nokogiriyama Crustal Movement Observatory is located about 50km south of the Tokyo Metropolis, continuously measuring ground tilt and strain by 25m-long water-tube tiltmeters and silica-extensometers installed in the observation vault. The data are telemetered by telephone cables to the Earthquake Research Institute, the University of Tokyo, for detecting tilt and strain changes associated with earthqakes occurring in Tokyo Bay and the Boso Peninsula. The accuracies of the data are 0.02 μrad and 0.0001 μstrain respectively, which are satisfactory for studies of tidal effects and of crustal responses to atmospheric pressure changes.
URI: http://hdl.handle.net/2261/13054
ISSN: 00408972
出現カテゴリ:東京大学地震研究所彙報
東京大学地震研究所彙報

この論文のファイル:

ファイル 記述 サイズフォーマット
ji0651007.pdf11.82 MBAdobe PDF見る/開く

本リポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。

 

Valid XHTML 1.0! DSpace Software Copyright © 2002-2010  Duraspace - ご意見をお寄せください