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タイトル: ドル体制とアジア太平洋地域相互依存
その他のタイトル: The Dollar Regime and Asia-Pacific Economic Interdependence
著者: 加藤, 浩三
著者(別言語): Kato, Kozo
キーワード: ドル体制
経済相互依存の認識
政策アイディア
為替政策
中国経済の台頭
発行日: 2003年3月31日
出版者: 東京大学社会科学研究所
掲載誌情報: 社會科學研究. 第54巻 第2号, 2003.03, pp. 101-126
抄録: アジア太平洋地域の国際金融体制は,貿易取引,資本取引,外貨準備などにおいて大きくアメリカドルに依存しているという意味で,一般的に「ドル体制」と言われる.本論は,このドル体制が,1980年代以降,日本経済の債権国化,アジア経済の急成長,さらに中国経済の台頭といったアジア経済ダイナミズムの中でもなぜ継続しているのかという問題意識の下に,既存の関連文献を概観するとともに,アジア太平洋地域の国際金融関係は,貿易,投資を含む域内相互依存関係を分析する必要があることを示す.より具体的には,日本を含めたアジア諸国が採用してきた為替政策そしてその帰結である地域金融体制を理解するには,第一に,アジア諸国の輸出主導型経済開発,第二にアジア製品を吸収するアメリカ市場の存在,そして第三に,日本からアメリカおよびアジア諸国に対する資本輸出という三つ経済相互依存関係の連関を分析する必要があることを提示したい.近年の中国の経済的台頭がドル体制に与える影響も,この相互依存関係にどの程度中国が取り込まれているかという視点から検討される.
Why, compared in Europe, has the dollar regime been maintained in Asia, where Japan's aid, trade, investment, and bank lending have far surpassed those of the United States since the late-1970s ? This article answers the question by focusing on a regionally shared idea of economic interdependence among the Asia-Pacific countries, which mainly consists of Japan, the United States, and East and Southeast Asian countries. I argue that the Asia-Pacific countries share an idea that Asian export-led growth, American open market to absorb Asian exports, and Japanese capital recycling to both Asia and the United States, have been firmly gripped each other. It has been the American dollar, not the Japanese yen, that constructs the monetary loop of trade, investment, and markets. The rising Chinese economy has been gradually embedded in the interdependence structure.
URI: http://hdl.handle.net/2261/15349
ISSN: 03873307
出現カテゴリ:社會科學研究
社會科學研究

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