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タイトル: 人権条約に付された留保をめぐる争いが示唆するもの
その他のタイトル: What does the Controversy on Reservations to Human Rights Treaties Mean ?
著者: 鶴田, 順
著者(別言語): Tsuruta, Jun
キーワード: 留保
条約法
人権条約
欧州人権条約
自由権規約
発行日: 2003年3月31日
出版者: 東京大学社会科学研究所
掲載誌情報: 社會科學研究. 第54巻 第5号, 2003.03, pp. 107-128
抄録: 1990年代以降,「人権条約に付された留保」という主題をめぐって極めて多くの論考が物されている.この主題をめぐる今日の議論の興隆をもたらした契機の一つは,1994年に国連規約人権委員会で採択されたGeneral Comment No.24(52)である.同コメントは,条約法条約の留保制度(留保を他締約国による反応によって処理する制度)は,人権条約に付された留保を適切に処理し得ないと主張し,人権条約に付された留保へのその適用可能性を否定した.これに対して,英米仏三ヶ国政府や,1996年にAIlan Pelletが国連国際法委員会に提出した報告書は,条約法条約の留保制度は人権条約を含むあらゆる条約に適用可能であるとの主張を展開した.このような人権条約に付された留保をめぐる議論が喚起しているのは,条約法条約の留保制度の見直しということにとどまらず,その理論の多くを契約法的観念の摂取及び類推に依拠してきた条約法そのものの見直しの必要である.
Since the 1990s so many articles on "Reservations to Human Rights Treaties" have been written. One of the reasons of today's flourishing of its debate is "General Comment No. 24 (52)" adopted by the UN Human Rights Committee at 1994, which insisted that the reservation's regime of the Vienna Convention on the Law of Treaties has not appropriately deal with reservations to human rights treaties and so it is inapplicable to them. Against this, the report submitted by Professor Pellet to the UN International Law Commission insisted that its regime is applicable to reservations to all treaties. This flourishing of debate means the need of the revision of the law of treaties, most of the theories of which has been developed depending on the adoption and analogy of the theory of the law of contract.
URI: http://hdl.handle.net/2261/15367
ISSN: 03873307
出現カテゴリ:社會科學研究
社會科學研究

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