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タイトル: 国内平和の国際的条件
その他のタイトル: International Conditions for Domestic Peace
著者: 石黒, 馨
石田, 淳
著者(別言語): Ishiguro, Kaoru
Ishida, Atsushi
キーワード: 内戦
国際介入
分権的領域秩序
ゲーム理論
コミットメントの信頼性
発行日: 2004年3月19日
出版者: 東京大学社会科学研究所
掲載誌情報: 社會科學研究. 第55巻 第5/6号, 2004.03, pp. 5-27
抄録: 領域主権国家間の合意に基づいて組織的暴力を抑制する枠組みに対して,冷戦の終結は何をもたらしだのだろうか.言い換えれば,境界の内側における国家による暴力の独占(の相互承認)と境界を越える暴力の抑制に特色づけられる分権的領域秩序は,冷戦の終結によってなぜ揺らいだのか.そして,どうすればその安定を維持できるだろうか.本稿の主たる目的は,冷戦対立の終結に伴う社会主義連邦の解体や,冷戦戦略としての対途上国援助政策の変更が,境界の内側におけるローカルな勢力分布に生み出した変化に着目しつつ,ゲーム理論を用いて,二勢力間の政治的な対立が武力紛争(内戦)へとエスカレートする論理を明らかにすることにある.特に,多数派による「要求の自制」のコミットメントを少数派が信頼できないために,少数派が「弱者の予防戦争」に訴える誘因を持つことに焦点をあてる.多数派による要求の自制のコミットメントに信頼性を与えるには,要求の増大を相殺するような政治的メカニズムが必要である.ここでは,国内における拒否権の制度化,そしてそれを機能的に代替する国際社会による「条件つき介入」がどのような紛争抑制効果を持つのかを分析する.
What was the impact of the end of the Cold War on the international order in which territorial sovereign states had managed to mitigate organized violence among them ? In particular, why did the end of the Cold War undermine the decentralized territorial order, characterized by its twin principles : the monopoly of the legitimate use of force by the state within its border and its restraint across the border? And what efforts, domestic or international, could maintain its stability ? The game theoretical models of this article aim at clarifying the political logic in which the minority group chooses a preventive civil war when the majority cannot credibly commit itself not to increase its demand on it in the future.
URI: http://hdl.handle.net/2261/15405
ISSN: 03873307
出現カテゴリ:社會科學研究
社會科學研究

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