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タイトル: ルワンダにおける二つの紛争 : ジェノサイドはいかに可能となったのか
その他のタイトル: Two Conflicts in Rwanda : How did the Genocide Happen?
著者: 武内, 進一
著者(別言語): Takeuchi, Shin'Ichi
キーワード: 紛争
国家
ジェノサイド
民族
アフリカ
発行日: 2004年3月19日
出版者: 東京大学社会科学研究所
掲載誌情報: 社會科學研究. 第55巻 第5/6号, 2004.03, pp. 101-129
抄録: 独立直前の「社会革命」と1990年代の内戦というルワンダにおける2つの紛争を比較し,後者がジェノサイドヘと至ったメカニズムを考察する.2つの紛争はいずれも国家権力闘争に発する内戦であり,それがエスニックな紛争へと転化した点で似ているが,犠牲者の数は圧倒的に異なる.ジェノサイドが可能になったのは,権力喪失の危機感を抱いた急進派が特定のエスニック集団の殺戮を正当化するイデオロギーを流布し,かつ地方行政機構をはじめとする国家機構を動員して民間人の殺戮を実践したからであった.こうした国家機構を通じた動員は,独立後冷戦下に存立した国家のあり方に由来する.国際環境の変化がこうした国家を脆弱化させて紛争を引き起こす一方,従来の体制下で成立した動員システムを急進派が利用し,組織的な暴力が行使されたためにジェノサイドに至ったといえる.
Rwanda experienced two major internal conflicts in the recent history : the "Social Revolution" at the end of colonial period and the civil war in the 1990s. Although two conflicts have some similar characteristics, the numbers of victims are quite different, as the latter turned into the genocide, causing more than 500,000 deaths. The two most important factors that caused the genocide were the spread of extreme ideology, and the use of the state institutions, such as local administrations and army, for the instigation and implementation of murders. While the extreme ideology proliferated rapidly after the outbreak of civil war, the mechanism of mobilization through the state institution had formed under the authoritarian political system after the independence, and reorganized, under the civil war and political liberalization in the 1990s, to involve more ordinary people than before.
URI: http://hdl.handle.net/2261/15409
ISSN: 03873307
出現カテゴリ:社會科學研究
社會科學研究

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