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タイトル: Pembangunan Perkebunan Kelapa Sawit di Provinsi Riau : Sebuah Tafsiran seputar Pemberdayaan Petani Kebun
その他のタイトル: リアウ州におけるアブラヤシ農園開発をめぐる議論 : 小農の低生産性を中心に
著者: ARAI, W.Sachiho
著者(別言語): 新井, 祥穂
キーワード: Indonesia
Provinsi Riau
perkebunan
kelapa sawit
petani kebun
strategi kehidupan
インドネシア
リアウ州
農園部門
アブラヤシ
小農
生計戦略
発行日: 2008年
出版者: 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部人文地理学教室
掲載誌情報: 東京大学人文地理学研究. 19, 2008, pp. 1-16
抄録: インドネシア・リアウ州は,近年急速にアブラヤシ農園開発が進んだ結果,国内有数のアブラヤシ産地となるとともに,同州の経済にとってもアブラヤシ農園部門は重要な位置を占めるにいたった.しかしアブラヤシの土地・労働生産性は依然として低く,特に生産者の大多数を占める小農で,生産性の低さが著しい.本稿は,その原因や望ましい対策など,小農の低生産性をめぐる議論の到達点を探るため,未公刊の現地語資料を中心に関連文献の分析を行った.小農の低生産性の要因の議論には,大別して3 つの系統がみられる.第一は,小農の行動様式(未熟な管理技術,更新期間に対する資金準備の不足)に求めるものである.第二は,小農に対する,政府・農園企業や銀行による経営・技術指導の不徹底あるいは投資の不足を問題視するものである.第二の議論がより先鋭的になると,政府・農園企業や銀行の「責任逃れ」の政治経済構造を非難する議論(第三の議論)となる.もちろんこれらの議論は互いに排他的ではなく,むしろ<小農の低生産性>という事態を生みだす,直接的な要因から,間接的だが重要な要因までの,一連の説明と考えることができよう.しかしこれらの議論で見落とされ,また筆者が参加した調査で焦点となったのが,農民自身の生計戦略である.確かに,土地生産性を向上させ経営規模を拡大し,アブラヤシからの収益を引き出そうとする小農が,現地に誕生しつつある一方で,粗放的な肥培管理でも収益が劇的に下がる訳ではないリアウ州の生態環境のもと,労働力を可能な限り農外部門を含む他部門に振り向け,アブラヤシからの収益も細々と確保しつつ,全体として生計を維持するという戦略も,現地では広くみられる.後者のような戦略をとる主体にとって,既存の議論が促す小農への投資は,援助資材の転売機会の発生を意味する.アブラヤシ農園やリアウ州の農村開発についてより精確な見通しを得,有意義な政策的含意を引き出すためにも,小農の生計戦略の内容や広がりに関する詳細な理解が求められる.
URI: http://hdl.handle.net/2261/25773
出現カテゴリ:東京大学人文地理学研究
東京大学人文地理学研究

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