UTokyo Repository 東京大学
 

UTokyo Repository >
117 経済学研究科・経済学部 >
70 日本経済国際共同センター >
Discussion Paper J series (in Japanese) >

このページ(論文)をリンクする場合は次のURLを使用してください: http://hdl.handle.net/2261/2733

タイトル: サフォーク・システムの歴史的実験とその意義 : 黎明期アメリカ・ニューイングランドにおける自発的な通貨・信用管理の歴史的実態
その他のタイトル: Historical Experiment and Significance of Suffolk Banking System
著者: 大森, 拓磨
著者(別言語): Omori, Takuma
発行日: 2001年5月
出版者: 日本経済国際共同センター
抄録: 本研究は、サフォーク・システムの詳細なる歴史的過程について探究したものである。サフォーク・システムとは、黎明期アメリカ資本主義のニューイングランドに存在した、自発的かつ私的な銀行券決済システムであり、およそ40年(1819~1858年)もの間その運営が継続された。ボストン所在のThe Suffolk Bankによってこのシステムが運営されることにより、ニューイングランド所在諸銀行の現金準備がThe Suffolk Bankに集中された。さらに、ニューイングランド所在諸銀行によって発行されたあらゆる銀行券の価値が、減価せずに完全に防衛された。ニューイングランドの通貨・信用秩序は、当時のアメリカにおける他の諸地域に比して安定化することとなった。それゆえ、サフォーク・システムの歴史的実験は、“自由放任の下での効率的な決済システム”として成功裡に評価され、ハイエク主義的なフリーバンキング論に積極的な論拠付けを与えてきたのである。だが、そうした評価付けには疑問の余地がある。本研究では、サフォーク・システムの史的有限性を帯びた動態推移について、景気循環やThe Suffolk Bankの(バランス・シート分析による)経営パフォーマンス、各州統治主体の追認動向、それに、銀行間の緊張関係をはらんだコルレス・ネットワークと関連させつつ、包括的に明らかにされる。そこで、サフォーク・システムが、必ずしも“自由放任の下での効率的な決済システム”ではないものとして、景気循環やThe Suffolk Bankと他のシステム参加諸銀行との軋櫟に翻弄されつつ不安定なかたちでうねりを見せてゆく、ということについて、また、サフォーク・システムの制度的遺産と国法銀行制度・連邦準備制度との継承性について、論証される。
内容記述: 『サフォーク・システム : フリーバンキング制か、中央銀行制か』. 日本評論社, 2004年10月, 改訂刊行予定.
URI: http://hdl.handle.net/2261/2733
その他の識別子: CJ-53
出現カテゴリ:061 ディスカッションペーパー
Discussion Paper J series (in Japanese)

この論文のファイル:

ファイル 記述 サイズフォーマット
2001cj53.html598 BHTML見る/開く

本リポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。

 

Valid XHTML 1.0! DSpace Software Copyright © 2002-2010  Duraspace - ご意見をお寄せください