UTokyo Repository 東京大学
 

UTokyo Repository >
117 経済学研究科・経済学部 >
70 日本経済国際共同センター >
Discussion Paper J series (in Japanese) >

このページ(論文)をリンクする場合は次のURLを使用してください: http://hdl.handle.net/2261/2769

タイトル: 利益水準と増減益情報のRelevance (2) : 産業-期間別分析
その他のタイトル: Value Relevance of Earnings Levels and Changes: Evidence from Manufacturing Firms in Japan : Part II Industry-Period Analysis
著者: 大日方, 隆
著者(別言語): Obinata, Takashi
キーワード: value relevance
permanent earnings
earning changes
Japan
発行日: 2003年2月
出版者: 日本経済国際共同センター
抄録: 利益のvalue relevanceは、マクロの経済環境とミクロの競争条件に規定され、そのrelevanceは、産業ごと、年代ごとに異なっている。そうしたrelevanceの相違、ばらつきを、直接かつ簡明に確かめるには、産業および期間ごとに利益のrelevanceを検証すればよい。この論文は、その問題意識に立って、利益変化額(増益と減益)のvalue relevanceの検証を準備作業としたうえで、利益水準のrelevanceを検証したものである。さらに、産業ごと、年代ごとに異なるrelevanceのばらつきにも一定の規則性が存在するのかを確かめるため、OLS回帰の推定結果にたいして、non-parametricおよびsemi-parametric手法によるメタ分析を行った。主要な結果は以下の4点である。第1に、利益の変化額の情報はサンプル期間(1979年3月期-2000年3月期)において、ほぼ一貫してvalue-relevantであり、バブル経済やその後の景気低迷が利益情報のrelevanceを喪失させたという明確な証拠は観察されない。第2に、増益のrelevanceと減益のrelevanceは非対称であるが、減益は必ずしもtransitoryではなく、常に減益のrelevanceのほうが劣るとはいえない。むしろ、景気低迷期においては、減益のほうがpersistentであり、persuasive newsである。第3に、増減益のrelevanceの高低と増減益を体験した利益水準のrelevanceの高低との間に、首尾一貫した関係が確認できるのは、経常利益だけである。営業利益と純利益については、変化額のrelevanceと水準額のrelevanceとは首尾一貫しない関係にあり、それぞれは異なる要因に規定されていると推測される。第4に、より大規模な増益を経験した利益水準のrelevanceは、先行研究のS字型仮説によると、相対的に低くなっているはずであるが、この研究で観察された証拠はその仮説を支持しない。むしろ、そのrelevanceのほうが相対的に高いというJ字型関係が、経済環境が平穏な時期(1979年3月期-1985年3月期)に集中的に観察された。
URI: http://hdl.handle.net/2261/2769
その他の識別子: 2003-CJ-89
出現カテゴリ:061 ディスカッションペーパー
Discussion Paper J series (in Japanese)

この論文のファイル:

ファイル 記述 サイズフォーマット
2003cj89.html601 BHTML見る/開く

本リポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。

 

Valid XHTML 1.0! DSpace Software Copyright © 2002-2010  Duraspace - ご意見をお寄せください