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タイトル: 利益の構成要素のRelevance(2) : 産業-期間別分析
その他のタイトル: Relevance of Earnings Components: Evidence from Manufacturing Firms in Japan : Part II Industry-Period Analysis
著者: 大日方, 隆
著者(別言語): Obinata, Takashi
キーワード: earnings components
value relevance
earnings changes
losses
Japan
発行日: 2003年4月
出版者: 日本経済国際共同センター
抄録: この論文は、純利益の構成要素のvalue relevanceを産業別、期間別に検証したものである。この論文では、現在の日本の会計制度における多段階的利益計算方式にしたがって、営業利益、金融損益(営業外損益)、その他の損益(特別損益および税)の3つの構成要素に純利益を分解した。金融損益とその他の損益の2つの構成要素は、ノイズが多いために、利益計算の単なる付加的項目とみなされ、それらのrelevanceはこれまで注目されてこなかった。この論文の主題は、それぞれのrelevanceの有無を確かめ、その有無が産業ごと、期間ごとにどのように異なっているのかを確かめることである。その検証にあたっては、利益情報がもつ潜在的な多面的情報価値を考慮して、水準額だけでなく変化額にも着目した。また、それぞれの正負の符号にも着目し、黒字と赤字、増益と減益のrelevanceの分析を行った。さらに、産業別および期間別のrelevanceの違いを検証するために、relevanceの回帰推定の結果にたいしてメタ分析を行った。この研究から得られた主要な実証結果は次の通りである。第1に、水準額および変化額の変数について、金融損益とその他の損益のいずれのrelevanceも、期間による格差はない。ただし、必ずしもすべての産業-期間で金融損益とその他の損益はrelevantであるわけではない。この結果は、両者の営業利益にたいする付随的性格を裏付けている。第2に、金融損益については、黒字と赤字(損失)に分けることが意味のない結果をもたらす期間も観察されたが、金融損失には、他の構成要素の損失にはないrelevanceが観察された。第3に、景気が低迷した時期には、減益が増益よりもpersistentであるという点で、営業利益とその他の損益は共通している。第4に、減益した営業利益と減益した金融損益のpersistenceは、ともに業界の平均業績の影響を受けているが、その影響の方向は逆であった。これらの結果は、3つの構成要素にはそれぞれ独自のrelevanceがあることを示している。
URI: http://hdl.handle.net/2261/2773
その他の識別子: 2003-CJ-93
出現カテゴリ:061 ディスカッションペーパー
Discussion Paper J series (in Japanese)

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