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http://hdl.handle.net/2261/2846
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| タイトル: | 100パーセント・マネー再論:フィナンシャル・テクノロジーの挑戦 |
| その他のタイトル: | Rethinking '100% Money': Challenges from New Financial Technology |
| 著者: | ナイフー, チェン 小林, 孝雄 佐井, りさ |
| 著者(別言語): | Chen, Nai-fu Kobayashi, Takao Sai, Risa |
| Issue Date: | Aug-2006 |
| 出版者: | 日本経済国際共同センター |
| 抄録: | 銀行の貸出債権は流動性が低い.これは,貸出債権が貸出先企業のプライベート情報をふんだんに含むためである.一方,貸出債権から生じるキャッシュフロー自体は流動的であることが多い.近年のフィナンシャル・イノベーションは後者の点に着目して,銀行貸出債権を原資産とするクレジット・デリバティブやMBS,CMO,CLO,CBOに代表される証券を発行し,貸出債権を市場に売却することを可能にした.これによって,銀行は貸出債権の信用リスクを広範な投資家層に移転し,プライベート情報と信用リスクを凝縮したレジデュアル部分だけを保有すればよくなった。われわれの試算によれば,商業用貸出債権ポートフォリオを証券化するにあたって,銀行が留保するべきレジデュアル・トランシェはわずか3%前後である.これこそが,市場の論理から決定される銀行の自己資本比率である.この仕組みに加えて,決済システムの安全性を確保できれば,バンキング・システムは従来の金融仲介機能を果たしながら,完全に安全なシステムに生まれ変わることができる.かつてアービン・フィッシャーをはじめ幾人もの有力な経済学者達が主張した「100%マネー」のバンキング・システムは,新しいフィナンシャル・テクノロジーの登場によってその実現可能性を飛躍的に強めた.この新体系は,預金保険の利用に起因する銀行行動のモラル・ハザードに苛まれ続け,しばしば危機に晒されてきた従来の部分リザーブ型バンキング・システムより明らかに優れている. |
| URI: | http://hdl.handle.net/2261/2846 |
| その他の識別子: | CIRJE-J-166 |
| Appears in Collections: | 061 ディスカッションペーパー Discussion Paper J series (in Japanese)
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