UTokyo Repository 東京大学
 

UTokyo Repository >
133 社会科学研究所 >
社會科學研究 >

このページ(論文)をリンクする場合は次のURLを使用してください: http://hdl.handle.net/2261/43932

タイトル: 契約違反に関する法の経済分析 : 強制履行を認める法体系の意義(<特集>法と経済学)
その他のタイトル: Revisiting Merits of Specific Performance : An Economic Analysis of Remedies for Breach of Contracts (<Featured Theme>Law and Economics Revisited)
著者: 田中, 亘
著者(別言語): Tanaka, Wataru
キーワード: 法と経済学
契約違反
強制履行(特定履行)
履行利益の賠償
履行不能
発行日: 2011年3月15日
出版者: 東京大学社会科学研究所
掲載誌情報: 社會科學研究. 第62巻 第2号, 2011.3, pp. 3-31
抄録: 本稿は, 契約違反の際に適用される法のルールについて, 強制履行を認めるルール(強制履行ルール)と, 履行利益の賠償しか認めないルール(履行利益の賠償ルール)との比較を中心に検討する. とりわけ, 裁判所による損害の算定が容易でない一方, 契約の当事者間の再交渉が容易であるときは, 強制履行ルールが利点を持ちうることを明らかにする. また, 当事者がリスク回避的なときは, 契約違反がどういう原因で行われるか(損失を避けるために契約違反をするのか, 利益を得るために契約違反をするのか)も, ルールの評価にとって重要であることを指摘する. 以上の検討を踏まえ, 本稿は, 契約違反に関する日本法の分析・評価も行う. 日本法は, 強制履行を原則として認める法体系であるが, 本稿は, これが一定の状況下では合理性を持ちうることを明らかにするとともに, 強制履行ルールの欠点であると通常考えられている問題についても, 日本法は一定の対処を行っていることを指摘する.
This article examines legal remedies for breach of contracts from an economic perspective, placing special emphasis on specific performance compared with damages of expectation interests. Specific performance is likely to have an advantage over damages if (a) it is difficult for courts to assess damages and (b) contract parties can easily renegotiate with each other. Also an important factor for evaluating legal remedies is the reason why breach occurs. Specific performance is more likely to be efficient when a party wants to breach a contract in order to pursue an opportunity to make more profit than to avoid high cost of performance. This article also analyzes Japanese law which, contrary to Anglo-Saxon law, generally allows specific performance as a remedy for breach of contracts.
URI: http://hdl.handle.net/2261/43932
ISSN: 03873307
出現カテゴリ:社會科學研究
社會科學研究

この論文のファイル:

ファイル 記述 サイズフォーマット
shk062002002.pdf1.97 MBAdobe PDF見る/開く

本リポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。

 

Valid XHTML 1.0! DSpace Software Copyright © 2002-2010  Duraspace - ご意見をお寄せください