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タイトル: CM一体型コンテンツ流通モデルの研究 : COMICシステムの提案
著者: 稲田, 大輔
発行日: 2006年2月3日
抄録: 21世紀はネットワーク社会といわれ、光ファイバーやADSLの普及によるネットワークインフラ整備が急ピッチで進んでいる。2005年の日本国内のインターネット利用者の合計は7000万人にも及ぶ。これらのネットワークインフラ整備に加え、本格的なディジタル放送時代の幕開け、モバイルインターネット、P2P(Peer-to-Peer)通信などの急速な普及に伴い、ディジタルコンテンツの流通は世界中で急速に普及しつつある。現在、ディジタルコンテンツの流通は、各分野で急速に進んでおり、なかでも、2004年度の市場規模が前年度比194.1%を記録し、急成長中の「電子書籍」コンテンツは、今後もさらなる拡大が予想される。しかし、ディジタルコンテンツは、簡単にコピーすることが可能なため、著作権のあるディジタルコンテンツの不正コピーが大きな問題となっている。電子書籍コンテンツに関しても同様の問題を抱えている。一方で、近年、世の中の情報メディアサービスに対する考え方が変化してきている。これまでの情報メディアサービスは、「プロダクトアウト」の発想が強かったが、近年では、生活者の情報接触、メディア接触行動は大きく変わりつつあり、メディアに対する評価基準も大きく変化し、「マーケットイン」の発想が重要になってきている。このような現状において、著者は、電子書籍流通サービスをさらに発展させるためには、従来型の著作権保護によるコンテンツ流通モデルとは異なった、新しいモデルが展開できるのではないかと考える。そこで、本研究では、・不正流通のない健全な電子書籍流通サービスモデルを構築すること・「マーケットイン」の発想でユーザーが真に求めている電子書籍サービスモデルを構築することを目的とし、「CM一体型コンテンツ流通モデル」を提案する。現在、特許出願中である。提案モデルは「半開示コンテンツ」と広告を、インターネット上で無料配信するというモデルである。コンテンツホルダーは従来の著作権による収入ではなく、広告による収入を得る。無料の「半開示コンテンツ」は、時間あるいはページの経過により画質が劣化するコンテンツであるが、ユーザーは、自分の好きなタイミングで広告を視聴することで、劣化したコンテンツの画質を回復させることができる。提案モデルは各ステイクホルダーにとってユーザー 無料電子書籍モデルへのニーズを満たす。また、広告を見るタイミングをユーザーが自由に選ぶことができる。コンテンツホルダー 完全なコンテンツは流通させないため、コンテンツの不正流通は一切起こらない。広告主 確実なインプレッション効果を狙った広告をうてる。といったメリットがある。また、提案モデルを電子コミックコンテンツに応用した「COMICシステム」を実装した。そして、「COMICシステム」を用いて、既存モデルとの比較を行う実験を行い、提案モデルの優位性を示した。本研究は、「論文にすること」が目的ではない。「"実際に"世の中の役に立つこと」が最大の目的である。市場をさらに入念に分析し、どのような形で世の中に出せばいいのか検討することが今後の最大の課題である。
内容記述: 報告番号: ; 学位授与年月日: 2006-03-23 ; 学位の種別: 修士 ; 学位の種類: 修士(情報理工学) ; 学位記番号: ; 研究科・専攻: 情報理工学系研究科電子情報学専攻
URI: http://hdl.handle.net/2261/50141
出現カテゴリ:025 修士論文
1244025 修士論文(電子情報学専攻)

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