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タイトル: The Author's Metamorphosis : The Location of "the Author" in John Barth's LETTERS
著者: Kojima, Naoto
キーワード: author
metafiction
presence/absence
realism
postmodernism
発行日: 2010年3月1日
出版者: 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻
掲載誌情報: 言語情報科学. 8, 2010.3.1, pp. 251-267
抄録: 1979年に発表されたジョン・バースの浩瀚な小説『レターズ』は、トマス・ピンチョンの『重力の虹』と並び、アメリカ文学におけるポストモダン小説の極点として考えられている。『レターズ』をリアリズムと(ポスト)モダニズム的言語実験との綜合を試みる小説とする議論を踏まえながら、この論文は、それ以前のバース作品に特徴的な自己言及的メタフィクションが問題とした、「作者」の位置についての矛盾との関係において『レターズ』の達成を捉える。そしてそのメタフィクションの矛盾からの脱却が、小説の構造的なレベルだけでなく物語内容のレベルにおいても、作中に登場する「作者」の正体を巡る謎解きのプロットとして表れていることを示す。手紙の書き手の一人である「作者」こそが、物語中での不在の息子ヘンリー・バーリンゲイム7世にほかならず、その両者がテクストの内部と外部を行き来する作者の「変身」によって特徴づけられているのである。従来の研究ではこの小説における「作者」の正体(と小説の構造との関係)を十分に突き止められてはおらず、その点でこの『レターズ』論は一つの新たな作品解釈の提示であり、同時に、小説における「作者」の位置づけを巡る考察でもある。
URI: http://hdl.handle.net/2261/52635
ISSN: 13478931
出現カテゴリ:言語情報科学
言語情報科学

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