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タイトル: 危機意識の文学論 : 保田與重郎「文学に於ける思考と実践」、「ステイル論」、「作家の危機意識と内在の文学」
著者: 小松原, 孝文
キーワード: 保田與重郎
危機意識
過程
内在の文学
発行日: 2012年3月1日
出版者: 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻
掲載誌情報: 言語情報科学. 10, 2012.3.1, pp. 193-206
抄録: 保田與重郎の「文学に於ける思考と実践」、「ステイル論」、「作家の危機意識と内在の文学」という三つの初期文学評論は、ともに作家の「危機意識」というものを問題にしている。保田は、既存の言葉使いとは異なる新しい言葉の使い方により、「世界の真実」を切り開くことが文学の基本的な立場であると考える。そのことを前提としたうえで、ここで取り上げる作家の「危機意識」とは、作家が「真実」を言葉として「表現」する際の、自分の言葉が「思考の真実」を思い通りに示しているかという「不安」に基づくものだといわれている。こうした「危機意識」は、「過程の中にためらふ」ものであり、そこから考えられる作家や文学もまた「ドグマ的性格」を免れることはできない。しかし、この「危機意識」という「作家精神」は、保田なりの「文学の精神史」のなかに位置づけられ、「ギリシヤ以来」の「外へ」向かう文学と両存する、「内へ」向かう新しい文学として検討されるのである。
URI: http://hdl.handle.net/2261/52667
ISSN: 13478931
出現カテゴリ:言語情報科学
言語情報科学

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