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タイトル: The Structure is Visible : Rhoda's "Moment of Being" in Virginia Woolf's The Waves
著者: Hirohata, Haruna
キーワード: Virginia Woolf
The Waves
shock-receiving capacity
writing
発行日: 2012年3月1日
出版者: 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻
掲載誌情報: 言語情報科学. 10, 2012.3.1, pp. 289-302
抄録: ヴァージニア・ウルフ『波』の第5セクションでは、作中で独白をする六人の登場人物のうち、ネヴィル、バーナード、ローダの三人のみが登場する。バーナードとネヴィルは幼少期からそれぞれ物語の語り手と詩人としての自覚を持っているが、残りの一人であるローダに関してはそのような記述はない。英雄的な存在であるパーシヴァルの死の知らせがもたらされる、この作品のクライマックスといえるセクションに、ローダが登場している理由を考える。ウルフ自身の言葉によれば、書くために必要なのは衝撃を受け止める能力であるという。ローダは第5セクションにおいて、パーシヴァルの訃報と劇場で耳にした歌声により世界の真実について啓示を受け、そこに見えた図形を言葉で表すことで衝撃を受け止める能力を持っていることを証明する。しかしローダ自身はこの啓示の体験について十分理解できていなかったため、パーシヴァルの死の意味や歌声の重要性を最終セクションになって理解するバーナードよりもずっと早く真実を見抜くことができていたにもかかわらず、彼女はこの能力を一時的にしか手にすることができず、衝撃に耐えきれずに最終的に自殺することになるのである。
URI: http://hdl.handle.net/2261/52673
ISSN: 13478931
出現カテゴリ:言語情報科学
言語情報科学

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