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タイトル: シュテファン・ツヴァイク『ロッテルダムのエラスムスの勝利と悲劇』試論 : 自由のイデオロギー化とヒューマニズムの問題をめぐって
その他のタイトル: Stefan Zweig: Triumph und Tragik des Erasmus von Rotterdam : Gegen die Ideologisierung der Freiheit
著者: 杉山, 有紀子
著者(別言語): Sugiyama, Yukiko
キーワード: シュテファン・ツヴァイク
『エラスムスの勝利と悲劇』
エラスムス
マルティン・ルター
ロマン・ロラン
ヒューマニズム
亡命文学
コミュニズム
ジェルジ・ルカーチ
イデオロギー
反ファシズム運動
発行日: 2013年1月
出版者: 東京大学大学院ドイツ語ドイツ文学研究会
掲載誌情報: 『詩・言語』. 第77号, 2013年1月, pp. 15-40
抄録: 本論はシュテファン・ツヴァイクの伝記『ロッテルダムのエラスムスの勝利と悲劇』を、出版当時の1930年代の政治情勢とそれに対する著者及び周囲の人物の態度に着目して扱う。この作品ではエラスムスと対立するルター像がナチズムに重ね合わせられているが、ナチス側だけでなく反ナチスの知識人らも、断固とした政治的立場を示そうとしない著者の立場を反映するものとして『エラスムス』を批判した。しかしツヴァイクの「中立」へのこだわりは単なる不決断ではなく、反ファシズム運動がコミュニズムと結びつくことによって精神的自由がイデオロギー化され、その本質を失っていくことに対する抵抗であった。ナチズムだけでなくあらゆる党派性の内に暴力的排除の論理を見出すゆえに、彼は政治的反ファシズムを含めいかなる党派にも与せず、それが必然的にもたらす「孤独」をも引き受ける覚悟を『エラスムス』において示したのである。
URI: http://hdl.handle.net/2261/55509
ISSN: 09120041
出現カテゴリ:019 文学
1143810 学術雑誌論文

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