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タイトル: 企業成長率分布の統計的性質と含意
その他のタイトル: A Statistical Analysis of Firm Growth Distributions
著者: 坂井, 功治
渡辺, 努
著者(別言語): Sakai, Koji
Watanabe, Tsutomu
キーワード: 企業成長率分布
ユニット
企業の成長メカニズム
企業の生産の範囲
企業の異質性
発行日: 2012年10月
出版者: 東京大学経済学会
掲載誌情報: 経済学論集. 78(3), 2012.10, pp. 2-13
抄録: 企業成長率分布に関する最近の研究では,企業の売上をその企業が生産する全製品の売上の和とみなす統計モデルが用いられている(Fu et al. 2005; Buldyrev et al. 2007a, 2007b).本稿では,各企業の製品レベルの売上高を記録したスキャナーデータを用いることによって,企業の売上成長率とその企業の販売する個々の製品の売上成長率の関係について分析を行い,Fu et al.(2005)等の理論モデルの予測を検証した.本稿の主要な結論は以下のとおりである.第1 に,企業の取り扱う製品の総数が大きいと,その企業の販売する個々の製品の売上金額も大きくなるという相関があり,またその企業の販売する個々の製品の売上成長率は互いに正で相関している.これらの相関は各企業を特徴づける重要なものである.しかし,様々な相関を人工的に除去するシミュレーションを行った結果,これらの相関だけを残しても,実際の企業成長率分布を再現できないことがわかった.つまり,企業成長率分布の生成にこのような各企業の(企業レベルの)相関は関与していない.第2 に,各企業の取り扱う個々の製品の売上金額とその成長率の間にも特定の相関があるが,この相関さえ残せば,実際の企業成長率分布を再現できることがわかった.つまり,企業成長率分布の生成において重要な役割を果たしているのは,このような製品レベルの相関である.本稿の分析結果は,企業成長率分布の生成メカニズムを理解するうえでは,企業を単なる製品の束とみなして差支えないことを示している.
内容記述: 論文/Article
URI: http://hdl.handle.net/2261/55795
ISSN: 0022-9768
出現カテゴリ:經濟學論集
經濟學論集

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