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タイトル: ライフサイクル・恒常所得仮説の検証とマクロ経済学の発展
その他のタイトル: Lifecycle/Permanent Income Hypothesis and Evolution of Macroeconomics
著者: 宇南山, 卓
著者(別言語): UNAYAMA, Takashi
キーワード: ライフサイクル/恒常所得仮説
過剰感応テスト
自然実験
行動経済学
リバタリアン・パターナリズム
発行日: 2011年11月1日
出版者: 東京大学社会科学研究所
掲載誌情報: 社會科學研究. 第63巻, 第1号, 2011.11, pp. 73-90
抄録: 本稿では,現代のマクロ経済学の主要な構成要素のひとつであり,ライフサイクル・恒常所得仮説(Life Cycle / Permanent Income Hypothesis: LCPIH)として知られる「合理的な家計」の仮定を軸に,新しいマクロ経済学の方向性を考察した.LCPIH の検証の過程は,マクロ経済学の発展と密接に関連している.実証的な先行研究の多くが「狭義の」LCPIH を棄却する一方で,資本市場の不完全性等の理論的な拡張によって合理的な家計の仮定自体は維持されてきた.しかし,最近の研究でより広い意味でもLCPIH が成立していないことが示された.その理由として,行動経済学が示唆するような心理的な要因が有力とされている.新しいマクロ経済学を構築するには,行動経済学の知見を活用することが欠かせない.また,経済政策としては,行動経済学に基づくリバタリアン・パターナリズム的な政策を考慮に入れる必要がある.
Rational household is one of key factors of modern macroeconomics. The hypothesis that rational households maximize their utility subject to some restrictions is known as Lifecycle/Permanent Income Hypothesis (LCPIH). The LCPIH has contributed tozevelopments of macroeconomics and many useful tools for empirical macroeconomics were invented in order to test the LCPIH. The LCPIH is extended to take many realistic factors into account such as uncertainty in income, incomplete capital market, and/or nonseparability of leisure and consumption. Nevertheless, recent study rejected the LCPIH, and suggested that behavioral economics would explain the rejection. Macroeconomists should try to accommodate behavioral economics in their model.
内容記述: 特集 新しいマクロ経済理論の構築を目指して
URI: http://hdl.handle.net/2261/61061
ISSN: 03873307
出現カテゴリ:社會科學研究
社會科學研究

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