|
UT Repository >
114 人文社会系研究科・文学部 >
06 インド哲学仏教学 >
インド哲学仏教学研究 >
Please use this identifier to cite or link to this item:
http://hdl.handle.net/2261/6836
|
| タイトル: | Revisiting the Mūlamadhyamakakārik: Text-Critical |
| その他のタイトル: | Mūlamadhyamakakārikā 再考 : 文献批判に基づく諸提案と諸問 |
| 著者: | Anne, MacDonald |
| Issue Date: | 31-Mar-2007 |
| 出版者: | 東京大学大学院人文社会系研究科インド哲学仏教学研究室 |
| 掲載誌情報: | インド哲学仏教学研究. 14, 2007.3, pp. 25-55 |
| 抄録: | 本論文は,de La Vallée Poussin 版およびde Jong 版のMūlamadhyamakakārikā(MMK, Nāgārjuna 作の中観派の基礎的著作)の内の若干のkārikāを,誤読の校訂という観点から精査するものである.この論文で考察されている諸校訂点は,ボドレー図書館(在オクスフォード)所蔵のPrasannapadā のサンスクリット語貝葉写本の読みに主として依拠している.そしてまたこの校訂点の多くは,第二のPrasannapadā のサンスクリット語貝葉写本(いわゆるポタラ写本)と,新たに発見されたMMKおよびMMKのBuddhapālita 註のサンスクリット語写本(不完全本,おそらくは七世紀)の読みによって支持されている. その新たな読みにより次のことが明らかにされた,つまり,Nāgārjuna は,彼のkārikā を著述するにあたり,一般的なśloka 作成規則に従ったのであり,先人によって想定されて いたのとは逆に,変則的なvipulā を用いなかった,ということである.さらにNāgārjuna の文体の特徴が,いくつかのテクスト改正点によって顕示されている.特に目立つのは, 彼が古典的でない動詞形を用いていること,そしてある動詞形の種々の態をただ一詩節の 内でも併用することを彼は好むということである.彼が非古典的な動詞形を使用するのは,彼自身の言語的背景と環境の諸相を反映している.そして,MMKのテクストから非古典形を排除してきたのは,まず何よりも,Nāgārjuna の口,あるいは筆から古典的なサンスクリット語のみが発せられたと思い込んでいる,過度に熱心な写本筆記者と校訂者たちの干渉に他ならないのである. 彼の文体の特徴についてのこの発見は,他のテクストを彼の著作であるとする主張が妥当か否かを確定する助けとなろう. |
| URI: | http://hdl.handle.net/2261/6836 |
| ISSN: | 09197907 |
| Appears in Collections: | インド哲学仏教学研究 インド哲学仏教学研究
|
Items in DSpace are protected by copyright, with all rights reserved, unless otherwise indicated.
|