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タイトル: 不可能な証言と脱主体化 : J. M. Coetzee のFoe(1986)における主体の場の探究
著者: 金内, 亮
キーワード: J. M. Coetzee
Foe
ジョルジョ・アガンベン
証言
発行日: 2017年3月1日
出版者: 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻
掲載誌情報: 言語情報科学. 15, 2017.3, pp. 109-124
抄録: 本論ではJ. M. Coetzee(1940-)のFoe(1986)を、言葉を持たない他者を語ろうとする者の主体の場に着目しながら分析する。このようにして、本作において他者を語る可能性がどのように描かれているのかを分析する。第一節では、Susan Barton が島での出来事を真実の言葉でもって語ろうと試み、失敗する様子を確認する。その後、第一節で行った分析をもとにして、第二節において他者を語ろうとするSusan が経験する幽霊化を分析する。そして、このような幽霊的な主体の場においてこそ証言する可能性が開かれるのであるということを確認する。その後、Foe において描かれていたこの幽霊的な主体の場と、ジョルジョ・アガンベン(1942-)が『アウシュヴィッツの残りのもの―アルシーヴと証人』(邦訳2001)で分析した証言の主体の場とを比較検討する。このような手続きによって、従来の研究ではほとんど触れられてこなかった、Foe で描かれている幽霊的な主体の場の意義を明らかにすることを目指す。そして、そのようなテーマが以降のCoetzee 作品と深く関わっていることを明らかにする。
URI: http://hdl.handle.net/2261/72512
ISSN: 13478931
出現カテゴリ:言語情報科学
言語情報科学

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