2024-03-29T05:04:17Z
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/oai
oai:repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp:00000767
2022-12-19T03:41:51Z
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9:10:14
A Study on the Effects of Historic Preservation by Transfer of Development Rights at Specified Block : Focusing on the Estimation of Externalities by Hedonic Approach for Central Tokyo
特定街区制度を活用した容積移転による歴史的環境保全の効果に関する研究 : 東京都心部を対象としたヘドニック法による外部効果の推計を中心に
保利, 真吾
2956
片山, 健介
2957
大西, 隆
2958
519
容積移転
歴史的環境保全
ヘドニック法
外部効果
本研究は、東京都における容積移転による歴史的環境保全事例が周辺に及ぼした効果について検証することで、その合理性について検討することを目的とする。容積移転による歴史的環境保全・土地高度利用が実現すると、歴史的環境の存在による効果、容積緩和を受けた開発による効果、及びそれらの相乗効果が総体として現れると考え、ヘドニック法によりその外部効果の推計を行った。その結果、高層化や公共施設負荷集中等による悪影響を上回るだけの有意な社会貢献を地域にもたらしていることが推定され、容積移転による歴史的環境保全には一定の合理性が認められることが確認された。一方で、容積移転と関係なく存在する歴史的環境や容積緩和を受けた開発は、有意な外部効果が見られなかったため、容積移転により一つのプロジェクトとして歴史的環境保全と新たな開発が実現することによって何らかの相乗効果が生まれていると推察された。事例分析を通して、多様な用途による集客効果、存在感増大による景観形成効果、歴史性による地域の個性創出効果が周辺にもたらされていることが示唆された
journal article
日本都市計画学会
2008
application/pdf
都市計画論文集 = Papers on city planning
43
235
240
AN10276504
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/767/files/hori_toshikeikaku.pdf
jpn