2024-03-29T13:39:20Z
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oai:repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp:00005477
2022-12-19T03:47:03Z
125:355:356
9:233:280
Investigation of the appropriate protocol for naïve and recurrent hepatocellular carcinoma surveillance
初発・再発の肝細胞癌サーベイランスにおける適切なプロトコルの検討
三神, 信太郎
11420
University of Tokyo (東京大学)
博士(医学)
肝細胞癌は初発のみならず再発も含めたフォローアップが重要とされる。しかし、初発肝細胞癌サーベイランスにおける腫瘍マーカー測定は各国ガイドラインで推奨の是非が分かれており、再発肝細胞癌に至っては定まったフォローアップのプロトコルも診断基準もないのが現状である。本研究の前半では、経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)による初発肝細胞癌治療後の初回再発例113例の検討を行い、RFAによる根治を目的とした再発肝細胞癌サーベイランスのプロトコルにおけるダイナミックCTの撮影間隔は4ヶ月で許容できるとされた。また、肝細胞癌の再発は初発と同じ基準による診断で問題はなかった。後半では、初発肝細胞癌サーベイランスで診断された初発例313例における腫瘍マーカーと腹部超音波検査について検討を行った。本研究では腹部超音波検査の信頼性をスコア化し、信頼性が低い腹部超音波検査によるサーベイランスの患者に対しては、腫瘍マーカー測定は診断・予後に寄与している可能性が示唆された。肝細胞癌サーベイランスでは腹部超音波検査が大きな役割を担うが、その信頼性は必ずしも均一ではない。十分な信頼性を伴う腹部超音波検査ができない患者に対し、初発肝癌サーベイランスでの腫瘍マーカー測定はその意義が期待された。また、再発肝癌サーベイランスは4ヶ月間隔のダイナミックCTを施行し、再発診断は初発肝細胞癌と同じ基準を用いることが妥当なプロトコルと考えられた。
thesis
2013-03-25
2013-03-25
application/pdf
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jpn