2024-03-28T14:36:48Z
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2022-12-19T03:55:47Z
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Talmyの類型論から見た日本語と韓国語の様態表現 : 複合動詞を中心に
宣, ミンジョン
26342
V 言語
複合動詞
様態
様態表現の中立化
本稿は、Talmy の類型論と関連研究から、日本語と韓国語は同じV言語に分類されるが、個別言語の特徴である複合動詞によっては、様態表現に違いが見られることを示した。調査手法として、自発的移動と使役移動を表す英語の様態動詞を、日本語と韓国語ではどのように対訳しているのかを調べた結果以下のことが分かった。まず、自発的移動においては、様態動詞の種類が韓国語と比べて日本語により豊富に見られ、その際、様態は複合動詞で表されることが多かった。このように様態動詞が豊富に見られたことには、韓国語が一般的な様態動詞、日本語が意味拡張の動詞を用いる傾向が影響している。また、使役移動においては、両言語とも様態動詞が豊富に見られた。特に、韓国語では様態への依存度や複合動詞のV1・V2 の両方が様態を表す頻度が高く、様態動詞を豊富にしている。両言語の違いは、物や容器の大きさによる様態動詞の使い分けに見られた。
departmental bulletin paper
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻
2015-03-01
application/pdf
言語情報科学
13
33
50
AA11831019
13478931
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jpn