2024-03-28T17:37:41Z
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/oai
oai:repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp:00016531
2022-12-19T03:55:29Z
43:393:749:759
9:504:751:760
L1 Interference in L2 Prosody : Contrastive Focus in Japanese and Persian
Hosseini, Ayat
26373
L1 interference
contrastive focus
prominence-lending rise
Japanese
Persian
本稿の目的は、日本語とペルシア語の対比焦点を形成する機構を比較し、その外国語学習への影響を明らかにすることである。まず、実験1では、ペルシア語における焦点の音響的特徴を検討し、日本語のそれと比較した。結果、両言語は基本的に類似した機構を利用するが、日本語では焦点を当てるのに句末境界音調(boundary pitch movements)を利用するのに対して、ペルシア語にはそのようなものが存在しないということがわかった。実験2で は、実験1で見られた相違点が母語干渉として言語学習者の発話に現出するかどうか調査した。結果として明らかになったのは、ペルシア語を学習している日本語母語話者は、多くの場合、ペルシア語の対比焦点構造において日本語と同様に句末境界音調を利用し、日本語を学習しているペルシア語母語話者は日本語の対比焦点の際にこの機構を用いないということである。つまり、母語の対比焦点を形成する機構を外国語の場合にも適用するという母語干渉が起こっているということが示された。
departmental bulletin paper
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻
2013-03-01
application/pdf
言語情報科学
11
55
67
AA11831019
13478931
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/16531/files/lis1104.pdf
eng