2024-03-29T11:24:39Z
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/oai
oai:repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp:00033842
2022-12-19T04:58:08Z
80:4535:4997:5001
9:504:4538:4999:5002
22.表面波と地球の内部摩擦
22. Propagation of Surface Waves and Internal Friction
Yoshiyama, Ryoichi
132053
453
application/pdf
地震波の走距離による減衰を調査して地球の内部摩擦係数1/Qを計算することはGutenberg等により取上げられてきた研究課題であるが,その最も困難な点は各観測所の観測状況が同一でないことと,それら観測所に達する地震波のenergyが震源をでる時すでに必しも同一でないことであつた.EwingとPressは同一地点に於けるMantle Rayleigh waveの観測を使うことによつてこの困難を除去して成果をあげた.それにつづいてSatoはG-waveの観測を使つて更に精度の高い数値をだした.しかしこれら三氏が1/Qとしている値は純粋な内部摩擦1/Q0の上に波面の拡散ともいうべき現象による影響があるらしく思われる.現在の資料ではそれを定量的にはもちろんのこと定性的にすら断言するには早すぎるかも知れないが,地震波の理論的な見通しが観測の整理方針延いては資料の精度に与える影響も無視し得ないと思われるので一応の計算結果を示した次第である.
departmental bulletin paper
東京大学地震研究所
1960-07-10
application/pdf
東京大學地震研究所彙報 = Bulletin of the Earthquake Research Institute, University of Tokyo
3
38
361
368
AN00162258
00408972
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/33842/files/ji0383001.pdf
eng