2024-03-28T15:12:07Z
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oai:repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp:00034566
2022-12-19T05:29:44Z
80:4535:5177:5185
9:504:4538:5179:5186
7. 年平均潮位のフラクチユエーシヨン
7, Studies in Fluctuations in the Heights of Yearly Mean Sea-levels
Muto, Katuhiko
134038
Miyabe, Naomi
134039
453
application/pdf
日本,アメリカ,デンマークの各地にある數個所の驗潮場につき,年平均潮位の變化を調べたその結果を槪括すれば,(i) 長期に亘る緩やかな變化―主として土地の變動と考へられる―の外に不規則な昇降運動が重つてゐる (ii) この不規則な變動を起す原因として種々なものが考へられるが,其等を分離することは却々困難であるから,一先づ,一括して,時間的に不規則な分布をなす原因によつて生ずるものと考へる.何等か週期的な變化があるかにも思はれるので,色々の方法で檢したけれども,明瞭な週期的變化を取り出すことは利之出來なかつた.(iii) 約19年を週期とする變動は,天文學的に豫期される所であるが,實際の資料から斯の如き週期を持つ變動を見出すことは困難である.(iv) 油壺の驗潮記錄に表はれた所の土地の昇降と思はれるものと,東京を不動とした時の油壺の水準點の昇降との間には若干の不一致がある.これは,東京の基準點をそれだけ動かせば簡單に解消する.併し,不規則な原因による年平均潮位の變動があつて,20mm程度の範圍内で正しく年平均潮位を定めることは困難であるから,簡單に東京の基準點の高さを變更してよいか,否か再考の餘地がある.
departmental bulletin paper
東京帝国大学地震研究所
1938-03-20
application/pdf
東京帝國大學地震研究所彙報 = Bulletin of the Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University
1
16
70
86
AN00029699
00408972
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