2024-03-28T18:19:02Z
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/oai
oai:repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp:00034762
2022-12-19T04:09:47Z
80:4535:5207:5215
9:504:4538:5209:5216
日本に適合する囘轉楕圓體の近似的計算
Approximate Determination of the Spheroid most nearly Representing the Surface of Japan
Kawabata, Yukio
134581
453
application/pdf
日本に於ける垂直線偏倚の量は可成り大きい.これを測地的計算に採用した準據楕圓體が不適當であつたために起つたものと考へて問題を解いてて見る.即ち原點に於ける垂直線偏倚の成分ξ0,η0及び準據楕圓體の赤道半體及び偏率の修正量da及びdaを未知数として最小二乗法にかける.その際これらの未知數にかゝる係數は地球を断囘轉楕圓體と見做した場合と簡單に球と見做した揚合とではかなリ相違しその相違は原點を遠ざかれば遠ざかる程著しくなるから係數を出來る丈け厳密に算定する必要がある.又天體觀測による經度及び方位角の觀測は緯度の觀測に比べて極めて困難を伴ふからこれらを同一重量と考へないで緯度を一様に1とし他を1/2とする.但し經度及方位角の觀測が同時に存在する様な點では兩方から求めたηが同じでなければならないから之を平均して緯度と同一重量と見做す.一方測地的座標は原點に於ける觀測誤差迄中に蓄積された觀測の誤差或はgeoidが囘轉楕圓體でないために起る水平角觀測の誤差など色々な量を含むから大體原點からの距雌に逆比例する様な重量を想定する必要があるがそれらは個人的の研究としては困難である.斯くして方程式を解いて見ると原點に於ける垂直線偏倚はξ0=-9""36,η0=+6""67(但し符號は本文方程式(1)(2),(3)を参照せられたい)となり赤道半經はBesselの値より354m.短くなリ偏率は1/296となる.
departmental bulletin paper
東京帝国大学地震研究所
1935-03-30
application/pdf
東京帝國大學地震研究所彙報 = Bulletin of the Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University
1
13
54
79
AN00029699
00408972
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/34762/files/ji0131005.pdf
eng