2024-03-29T05:31:39Z
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oai:repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp:00042303
2022-12-19T04:17:28Z
62:7433:7437
9:7435:7436
Valuing Variable Annuities
変額年金保険の評価
小林, 孝雄
97348
池田, 亮一
97349
長谷川, 洋一郎
97350
330
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この論文では変額年金保険の評価のためのフレームワークを提示する.変額年金保険に投資された資本は,(a)口座の積立金額,(b)何種類かのオプション,(c)投資信託の運用会社に支払われる手数料,および(d)保険会社のマージンに分けられる.最初の二つは保険購入者に対する価値を構成するもので,後の二つは商品供給側の企業に対して支払われるものである.この考え方は,評価計算の正しさをダブルチェックする方法としても便利である.もっともポピュラーな商品に付加される死亡保障は,異なった満期のヨーロピアン・プットオプションのポートフォリオであることを示すことができる.われわれは,積立金額が幾何ブラウン運動に従うと仮定して,この死亡保障の価値をブラック・ショールズ公式と「死亡率統計」を用いて算出する.また,年金部分に付加される最低保障オプションも,ブラック・ショールズ公式を用いて算出できる.死亡保障の最低保障額がステップアップするタイプのものはルックバック・オプションの一種であるが,このオプションの評価には三項ツリーのアルゴリズムを用いる.一般的な評価方法を確立したのち,いくつかの典型的な商品を評価する.同時に,(a)~(d)の各部分の価値が投資対象ファンドのボラティリティー,保険契約者の年齢や積立期間の長さなどに影響される度合いを分析する.
2003年9月改訂
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technical report
日本経済国際共同センター
2003-04
Discussion paper series. CIRJE-J
2003-CJ-92
AA11451834
jpn
http://www.cirje.e.u-tokyo.ac.jp/research/dp/2003/2003cj92ab.html
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