2024-03-29T07:59:46Z
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/oai
oai:repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp:00042328
2022-12-19T04:17:30Z
62:7433:7437
9:7435:7436
On the Design of Social Security Financing
社会保障財政の制度設計
岩本, 康志
97424
330
application/pdf
本稿は,今後の人口高齢化の進展に対応した社会保障財政の制度設計を検討する。とくに公的年金の2階部分を民営化する改革と高齢者医療保険制度にリスク調整を導入し,つぎに積立型医療保険を目指す改革について,詳細な制度設計の議論をおこなう。また,将来の経済と社会保障に存在するリスクへの対応の観点から,持続可能な社会保障制度の骨格を決めるポイントを以下の4つにまとめる。(1)公的年金は賦課方式と積立方式の併用を図るべきである。(2)積立方式の運営は公的年金だけでなく,医療・介護保険にも適用すべきである。(3)併用する賦課方式の公的年金を保険料固定で運営するならば,少子化の進展にともなって給付水準が低下するような制度設計にすべきである。(4)予測されなかったリスクが顕在化したときには世代間のリスク分散によって負担する仕組みを導入して対応すべきである。
本文フィルはリンク先を参照のこと
technical report
日本経済国際共同センター
2006-06
Discussion paper series. CIRJE-J
CIRJE-J-162
AA11451834
jpn
http://www.cirje.e.u-tokyo.ac.jp/research/dp/2006/2006cj162ab.html
metadata only access