2024-03-28T23:01:14Z
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/oai
oai:repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp:00042347
2022-12-19T04:17:26Z
62:7433:7437
9:7435:7436
Coping with Damages caused by the Great Hanshin-Awaji Earthquake
阪神淡路大震災による被害に対して人々はどう対処したのか
澤田, 康幸
97488
清水谷, 諭
97489
330
application/pdf
1995年1月17日に阪神淡路大震災が発生してから10年が経過した。本稿では、兵庫県が実施した「震災後のくらしの変化からみた消費行動についての調査報告書」のミクロデータを利用して、この歴史的にみても極めて巨額にのぼる大震災による損失に対して、家計がどのように対処したのかを、定量的に検証した。実証分析の結果、震災被害への対処は、どのような被害を受けたかによって異なることがわかった。具体的には、家屋の被害に対しては借り入れや所得移転によって、家財の被害に対しては貯蓄の取り崩しによってまかなわれた。多くの場合、自然災害による被害は、政府がすべてをカバーしきれるものではない。従って、借入に対する補助などを通じて人々の事後的なリスク対処能力を高めることや、事前の防災インセンティブを高めるような保険市場の整備が重要である。
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technical report
日本経済国際共同センター
2005-09
Discussion paper series. CIRJE-J
CIRJE-J-138
AA11451834
jpn
http://www.cirje.e.u-tokyo.ac.jp/research/dp/2005/2005cj138ab.html
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