WEKO3
アイテム
系統周波数変動抑制のための電気自動車群の使用者利便性を考慮したSOC同期制御手法に関する研究
http://hdl.handle.net/2261/44123
http://hdl.handle.net/2261/441237bf756f2-21eb-417a-bba9-7f8e5b6a6260
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||
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公開日 | 2011-08-08 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 系統周波数変動抑制のための電気自動車群の使用者利便性を考慮したSOC同期制御手法に関する研究 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源 | http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec | |||||
タイプ | thesis | |||||
その他のタイトル | ||||||
その他のタイトル | A Study on SOC Synchronization Control Method of Electric Vehicles Considering Customers'Convenience for Suppression of System Frequency Fluctuation | |||||
著者 |
清水, 浩一郎
× 清水, 浩一郎 |
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著者所属 | ||||||
著者所属 | 東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻 | |||||
Abstract | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 近年, 地球環境問題への対応などの観点から, 太陽光・風力発電などの再生可能エネルギー電源を大量に導入する検討がおこなわれている。また, 電気自動車(EV)やヒートポンプ給湯機などの新しい需要家機器も普及しつつある。そのような状況下における電力供給システムの信頼性向上を目指し, 世界中でスマートグリッドに対する関心が急速に高まっている。本研究グループではユビキタスパワーネットワークと呼ばれる構想を提案し, 日本型先進スマートグリッドの構築を目指している。ユビキタスパワーネットワークとは, インテリジェントな情報通信ネットワークによって再生可能エネルギーや需要家などを巻き込んだ電力ネットワークの最適化を図る構想である。本論文では, ユビキタスパワーネットワークで解決すべき問題の中でも特に周波数に関する問題を取り上げる。太陽光・風力発電は天候によって出力が激しく変動する。この出力変動に起因して, 電力系統全体の需給のバランスが崩れ, 適正周波数を逸脱するおそれがある。その対策として, 蓄電池(BESS)を大量に導入することが一般的であるが, BESSはコストが高いため, 導入量の削減が求められている。本論文では, EVを利用してBESSの導入量の削減を図る。EVに搭載されているバッテリーを電力系統側から制御することでBESSを代替する効果がある。しかし, EVの残存容量(SOC)が変化するため,EVの使用者の利便性を考慮する必要がある。すなわち, EVの使用者はいつでも好きな時に十分なSOCを確保した状態で走行を始めることができなければならない。また, EVはSOCが0%あるいは100%の時には充放電信号に応えることができないため, その不確実性を考慮しなければならない。そこで本論文では, これらの問題を解決するためにSOC同期制御を提案する。SOC同期制御はEVと電力系統の間に双方向通信を有した集中制御による負荷周波数制御である。SOC同期制御は制御可能な状態にあるすべてのEVのSOCを同期させることを目的としており, 上記の使用者の利便性を満たすとともに不確実性を大幅に軽減することができる。そのため, 中央給電指令所はEV群を1つの巨大なBESSとみなして管理できる。本論文では, SOC同期制御により①EVのSOCが同期できること②周波数変動を抑制できること, を数値シミュレーションで示す。これらは, EVの使用者の利便性・不確実性を考慮しても, 大容量の再生可能エネルギー電源が系統に連系されたときに生じる周波数変動の抑制にEV群が貢献できることを意味している。このことから, EVがユビキタスパワーネットワークの一助となることが示唆される。なお, 本論文では2030年を想定してシミュレーションをおこなったが, 本研究は大学レベルの研究であり, 世間への導入にはまだ数々の諸問題を抱えていることを追記しておく。 | |||||
書誌情報 | 発行日 2011-03-24 | |||||
日本十進分類法 | ||||||
主題Scheme | NDC | |||||
主題 | 537 | |||||
学位名 | ||||||
学位名 | 修士(工学) | |||||
学位 | ||||||
値 | master | |||||
研究科・専攻 | ||||||
工学系研究科電気系工学専攻 | ||||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2011-03-24 |