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不可能な証言と脱主体化 : J. M. Coetzee のFoe(1986)における主体の場の探究
https://doi.org/10.15083/00016470
https://doi.org/10.15083/000164701cf183ca-621d-40c9-9d41-e5062e51eb8d
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2017-05-18 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 不可能な証言と脱主体化 : J. M. Coetzee のFoe(1986)における主体の場の探究 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題 | J. M. Coetzee | |||||
主題Scheme | Other | |||||
キーワード | ||||||
主題 | Foe | |||||
主題Scheme | Other | |||||
キーワード | ||||||
主題 | ジョルジョ・アガンベン | |||||
主題Scheme | Other | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 証言 | |||||
主題Scheme | Other | |||||
資源タイプ | ||||||
資源 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.15083/00016470 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者 |
金内, 亮
× 金内, 亮 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 本論ではJ. M. Coetzee(1940-)のFoe(1986)を、言葉を持たない他者を語ろうとする者の主体の場に着目しながら分析する。このようにして、本作において他者を語る可能性がどのように描かれているのかを分析する。第一節では、Susan Barton が島での出来事を真実の言葉でもって語ろうと試み、失敗する様子を確認する。その後、第一節で行った分析をもとにして、第二節において他者を語ろうとするSusan が経験する幽霊化を分析する。そして、このような幽霊的な主体の場においてこそ証言する可能性が開かれるのであるということを確認する。その後、Foe において描かれていたこの幽霊的な主体の場と、ジョルジョ・アガンベン(1942-)が『アウシュヴィッツの残りのもの―アルシーヴと証人』(邦訳2001)で分析した証言の主体の場とを比較検討する。このような手続きによって、従来の研究ではほとんど触れられてこなかった、Foe で描かれている幽霊的な主体の場の意義を明らかにすることを目指す。そして、そのようなテーマが以降のCoetzee 作品と深く関わっていることを明らかにする。 | |||||
書誌情報 |
言語情報科学 巻 15, p. 109-124, 発行日 2017-03-01 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 13478931 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA11831019 | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻 | |||||
出版者別名 | ||||||
Graduate School of Arts and Sciences, the University of Tokyo |