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1929年、治安体制と文学テクスト : 井伏鱒二『谷間』を中心に
https://doi.org/10.15083/00016483
https://doi.org/10.15083/000164839ec8f634-d452-4151-888a-43ccd258e2d8
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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lis1409.pdf (577.7 kB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2016-05-10 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 1929年、治安体制と文学テクスト : 井伏鱒二『谷間』を中心に | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 井伏鱒二 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 『谷間』 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 治安体制 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 1929 年 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 中野重治 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 『鉄の話』 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.15083/00016483 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者 |
金, ヨンロン
× 金, ヨンロン |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 本稿では、研究史においてプロレタリア文学との対立が強調されてきた井伏鱒二文学を読み直し、むしろ両者が共有していた問題意識を浮き彫りにする。そのことを通して、井伏鱒二文学の表現方法の特徴を突き止め、その批評性を同時代において明らかにする。扱うテクストは、1929 年に発表された井伏鱒二の『谷間』と中野重治の『鉄の話』である。井伏鱒二の『谷間』をプロレタリア文学の代表作である中野重治の『鉄の話』と比較し、両作を取り巻く当時の治安体制の状況を概観し、『谷間』で選ばれた方法とその可能性を問う。とりわけ注目するのは、『谷間』における作中人物であると同時に書き手である「私」の設定である。『鉄の話』と『谷間』は、同じく治安体制の暴力に晒されている作中人物を描いているが、前者がそれを描いたが故に伏字という暴力に再び直面したのに対し、後者は二重の「私」を設定することで作中人物のみならず書き手をも統御する暴力そのものをテクスト上に現象させることができた。本稿では、このような『谷間』の方法が如何に治安体制の暴力的構造を暴き出して見せたのかを検討する。 | |||||
書誌情報 |
言語情報科学 巻 14, p. 139-151, 発行日 2016-03-01 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 13478931 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA11831019 | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻 | |||||
出版者別名 | ||||||
値 | Graduate School of Arts and Sciences, the University of Tokyo |