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才さかし出ではべらむよ : 『紫式部日記』の一文
https://doi.org/10.15083/00016566
https://doi.org/10.15083/00016566e65f5739-6614-44b7-8236-2eeba6084c63
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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lis00802.pdf (316.3 kB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2012-11-30 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 才さかし出ではべらむよ : 『紫式部日記』の一文 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | ムヨ | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | さかし出づ | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 推量 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 疑問文 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.15083/00016566 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者 |
栗田, 岳
× 栗田, 岳 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 『紫式部日記』の「才さかし出ではべらむよ」という一文(「当該箇所」と称する)について、「さかし出づ」と「むよ」の実例を調査し、以下の結論を得た。まず、当該箇所に見られる「さかす」は、「【才】を盛んな状態にする」意である。さらに、それが「出づ」と複合した結果、「【才】を【さかす】ことによって、【才】が表に【出づ】」という構造を成す。したがって、「才さかし出づ」とは、「才知を盛んな状態にすることによって、その才知が表に現れる」の如く解釈するのが適当である。一方、述語にムヨを持つ文には、言語主体の、「自身の当然とするところから外れた事態が、未来時において避けがたく生じてしまう」という判断を表す例があり、当該箇所も、その一つと見られる。以上を総合するに、当該箇所とは、「宮中で才知を働かせて、それが人の知るところになる」という事態は、謙抑を当然とする自分本来の姿からは外れているけれど、その事態がこの先に生じてしまうことは避けがたい、と嘆息する文である。そして、この解釈は、当該箇所に続く『紫式部日記』全体の文脈と調和している。 | |||||
書誌情報 |
言語情報科学 巻 8, p. 17-31, 発行日 2010-03-01 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 13478931 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA11831019 | |||||
日本十進分類法 | ||||||
主題Scheme | NDC | |||||
主題 | 801 | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻 | |||||
出版者別名 | ||||||
値 | Graduate School of Arts and Sciences, the University of Tokyo |