WEKO3
アイテム
有効・無効電力注入による電力系統過渡安定度向上効果の比較に関する基礎検討
http://hdl.handle.net/2261/28971
http://hdl.handle.net/2261/289717fcdb354-a0ef-4880-aa3c-781f5ac4c241
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||
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公開日 | 2011-08-08 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 有効・無効電力注入による電力系統過渡安定度向上効果の比較に関する基礎検討 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源 | http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec | |||||
タイプ | thesis | |||||
その他のタイトル | ||||||
その他のタイトル | Comparative Study on Improvement of Power System Transient Stability by Injecting Active/Reactive Power | |||||
著者 |
高木, 隆志
× 高木, 隆志 |
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著者所属 | ||||||
著者所属 | 東京大学大学院工学系研究科 電気工学専攻 | |||||
Abstract | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 現在、系統事故に伴う発電機脱調の抑制を目的とした電力機器としては、無効電力のみ制御可能な無効電力補償装置が普及している。これに対し、将来の実用化に向けて有効・無効電力共に制御可能な高性能エネルギー貯蔵装置の応用機器の導入が検討され始めている。しかし、実際に有効電力が無効電力に対して系統の安定化性能が大きいのか、有効電力を利用した系統安定化制御を行った場合に無効電力に比べどの程度効果的であるかという比較検討はこれまで余り行われてこなかった。従って、エネルギー貯蔵装置を用いた系統安定化制御の基礎となる有効電力の効果・特性を理解することで、より効果的な系統安定化制御の手法を考案できると期待される。 本研究論文は、エネルギー貯蔵装置を用いた効果的な系統安定化制御を行う方策の獲得のため、特に系統事故による発電機の一波脱調の抑制、即ち過渡安定度の向上を目的とした有効・無効電力制御による系統安定化制御の性能評価を目標としている。その基礎的な段階として、事故後の一定期間に原則一定の有効電力・無効電力を系統に注入することで系統安定化制御を行い、その安定化性能の定量的な評価を行うものである。検討方法は、電力系統における現象を再現し、得られた結果を定量的に評価するものである。シミュレーション計算機によるディジタルシミュレーションを基本とし、一部では電子回路型の電力系統シミュレータ装置を用いたアナログシミュレーションの両面から検討を行った。 検討の結果、有効電力は無効電力に対して系統安定化制御の効果が高いことを確認した。また、有効電力を効果的に活用することで、有効・無効電力同時出力において、無効電力のみによる系統安定化制御に比べ概ね2倍以上の安定化性能が得られることが確認された。 / 内容記述: 本研究論文は、エネルギー貯蔵装置を用いた効果的な系統安定化制御を行う方策の獲得のため、特に系統事故による発電機の一波脱調の抑制、即ち過渡安定度の向上を目的とした有効・無効電力制御による系統安定化制御の性能評価を目標としている。その基礎的な段階として、事故後の一定期間に原則一定の有効電力・無効電力を系統に注入することで系統安定化制御を行い、その安定化性能の定量的な評価を行うものである。検討方法は、電力系統における現象を再現し、得られた結果を定量的に評価するものである。シミュレーション計算機によるディジタルシミュレーションを基本とし、一部では電子回路型の電力系統シミュレータ装置を用いたアナログシミュレーションの両面から検討を行った。 まず、有効電力・無効電力を単体で用いることで最も基礎的な有効電力・無効電力の安定化性能の比較検討を行った。これにより電力系統安定化制御における有効電力・無効電力の特性・効果を把握したが、同時に有効電力による系統安定化制御に問題があることも確認した。この系統安定化制御における有効電力の問題点を解決し、より効果的に利用するために、有効・無効電力を同時に出力する方法、発電機界磁電圧を制御する方法、そして有効電力を安定的に出力を変化させる方法の3つの方法でさらに検討を行った。 以上、本研究論文では有効・無効電力注入による電力系統安定化効果の比較について基礎的な報告を行った。その結果、有効電力は無効電力に対して系統安定化制御の効果が高いことを確認した。また、有効電力を効果的に活用することで、有効・無効電力同時出力において、無効電力のみによる系統安定化制御に比べ概ね2倍以上の安定化性能が得られることが確認された。 | |||||
書誌情報 | 発行日 2008-03-24 | |||||
日本十進分類法 | ||||||
主題Scheme | NDC | |||||
主題 | 540 | |||||
学位名 | ||||||
学位名 | 修士(工学) | |||||
学位 | ||||||
値 | master | |||||
研究科・専攻 | ||||||
工学系研究科電気工学専攻 | ||||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2008-03-24 |