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イロニーの閉塞性、イロニーの開放性 : 川端康成『雪国』を題材に
https://doi.org/10.15083/0002003791
https://doi.org/10.15083/0002003791d341dfe1-9f76-4c87-9bb0-af6c8b5ee830
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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lis2007.pdf (792.7 KB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||
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公開日 | 2022-04-28 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | イロニーの閉塞性、イロニーの開放性 : 川端康成『雪国』を題材に | |||||||
言語 | ja | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 自己閉塞 | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | ロマン的イロニー | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | Fr.シュレーゲル | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 『雪国』 | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 窓 | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||
ID登録 | ||||||||
ID登録 | 10.15083/0002003791 | |||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||
著者 |
板部, 泰之
× 板部, 泰之
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抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | 文学における自己閉塞性というテーマのもと、川端康成『雪国』を題材に考察する。柄谷行人は『雪国』を、他者を無化する内閉的装置であり、「ロマン的イロニー」の極致である、と非難した。本論ではこの非難を、ロマン的イロニーの概念史を検討しながら相対化したい。柄谷の見解は、イロニーの諸相のなかでも「主体の自己反省」という側面だけを強調した一面的理解でしかない。イロニーの理論家Fr. シュレーゲルは、イロニーを主体の自己反省性だけでなく、テクストの自己反省性という次元も併せ持つ概念として提示していた。テクストの自己反省性としてのロマン的イロニーには、テクストを解体・昇華させ、開放せしめる力がある。こうした知見を踏まえ、本論は『雪国』を、主人公・島村と語り手の共犯関係に注目して読解する。語り手は島村の内閉的幻想を補強しつつ、駒子を島村という「壁」の前に佇む無力な女として提示したが、その過程で島村の部屋の「窓」を開ける駒子の姿も書き込んでいた。本論はこの「窓」に、島村の閉塞的世界を自壊させる裂け目を、『雪国』の自己批評的・イロニー的性格を、そしてこのテクストに内閉性しか見出してこなかった柄谷的な読みから脱却する糸口を見出す。 | |||||||
言語 | ja | |||||||
内容記述 | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 言語態 | |||||||
言語 | ja | |||||||
書誌情報 |
ja : 言語情報科学 en : Language and information sciences 巻 20, p. 107-123, 発行日 2022-01-31 |
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ISSN | ||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||
収録物識別子 | 13478931 | |||||||
書誌レコードID | ||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||
収録物識別子 | AA11831019 | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻 | |||||||
言語 | ja | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | Graduate School of Arts and Sciences, the University of Tokyo | |||||||
言語 | en |