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アイテム
The Implication of Aesthetic Appreciations of Nature : Comparison of Emerson and Thoreau
https://doi.org/10.15083/00047600
https://doi.org/10.15083/00047600ccb449af-be48-4380-9e06-c43c39a42eab
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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pas015011.pdf (1.9 MB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2017-07-20 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | The Implication of Aesthetic Appreciations of Nature : Comparison of Emerson and Thoreau | |||||
言語 | ||||||
言語 | eng | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.15083/00047600 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者 |
Sato, Maki
× Sato, Maki |
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著者所属 | ||||||
値 | 東京大学 | |||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | アメリカにおける環境思想の系譜を辿ると、ヨーロッパのロマン主義に影響を受け、19世紀アメリカにおいて超絶主義哲学を打ち出したラルフ・ワルド・エマソンによる美的印象を継起にした自然解釈と、一時期エマソンと活動を共にし、ウォルデンの森における実践的生活を描写したヘンリー・デービッド・ソローをもってアメリカ自然思想の源流と紹介しているものが多い。エマソン、ソローは、共に自然の美的な側面を基軸に、自然を生命の源として捉え、自然と人間が同質的なものであるとの解釈から、自然を通して合理主義や物質主義への懐疑を示し、超絶主義哲学の樹立を試みたものとしてロマン主義との比較から解釈が進められている。最近では、アメリカにおけるネーチャー・ライティングの祖として文学研究の対象としても注目されている。日本においては、彼らの著作において、東洋思想(インド哲学や孔子の引用など)の影響が顕著に見られることから朱子との比較や、日本のナチュラリストと標榜される鴨長明、宮沢賢治、南方熊楠との思想比較などが研究されている。本稿では、こうした従来的な環境思想、あるいは比較思想的な分析の潮流とは異なり、現代アメリカにおける分析美学の潮流から派生した環境美学の原点として、改めてエマソンとソローの著作に着目する。エマソンとソローの語る「自然」概念が、同じ超絶主義哲学の範疇に分類されながらも、エマソンは概念的、形而上的自然概念を基に議論を進めたのに対し、ソローは実践を通した感覚的自然概念に基づいた議論を展開したことを指摘する。また、エマソンとソローの思想を比較する試みを通して、現代に通底する自然保護における二元論的解釈、すなわち人間中心主義的自然観と生物中心主義的自然観が、既にエマソンとソローの思想から汲み取れることを指摘する。その上で、改めてエマソンとソローの思想が現代の自然保護思想の原点として与える含意を検討する。 | |||||
内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 論文 | |||||
内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | Articles | |||||
書誌情報 |
アメリカ太平洋研究 = Pacific and American studies 巻 15, p. 123-142, 発行日 2015-03 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 13462989 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA11562201 | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 東京大学大学院総合文化研究科附属グローバル地域研究機構アメリカ太平洋地域研究センター | |||||
出版者別名 | ||||||
値 | Center for Pacific and American Studies, Institute for Advanced Global Studies, The University of Tokyo |