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アイテム
Successful Nisei : Politics of Representation and the Cold War American Way of Life
https://doi.org/10.15083/00047601
https://doi.org/10.15083/0004760132931017-d8e7-4ff7-9824-830765829ee9
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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pas015012.pdf (1.1 MB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2017-07-20 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Successful Nisei : Politics of Representation and the Cold War American Way of Life | |||||
言語 | ||||||
言語 | eng | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.15083/00047601 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者 |
Nakatani, Sanae
× Nakatani, Sanae |
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著者所属 | ||||||
値 | ハワイ大学 | |||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 本論文は、戦後、世界的に高い評価を受けた建築家ミノル・ヤマサキ、木工家具職人ジョージ・ナカシマ、彫刻家イサム・ノグチの三人の日系アメリカ人二世に焦点を当て、いかにメディアが彼らを「 アメリカ的生活」(“the American way oflife” ) の美徳を体現する人物として描いたかを考察する。三人のキャリアは冷戦初期に絶頂に達し、ヘンリー・R・ルースが編集長を務めた『タイム』、『ライフ』、『ハウス・アンド・ホーム』、『アーキテクチュラル・フォーラム』などを含む雑誌または各地の新聞に取り上げられた。三人は、人種的マイノリティという逆境に負けることなくアメリカの芸術・建築界において成功を収め、また家庭においては家族に「アメリカ的生活」を保証したとして称讃された。彼らが困難を乗り越えて成功者となったという物語は、アメリカに平等主義、民主主義が根付いていると国内外に宣伝することを可能にした。一方でヤマサキ、ナカシマ、ノグチ自身は、実力主義、個人主義、民主主義がすべての人々に平等に恩恵をもたらしているという主張を無批判に受け入れたわけではない。逆に彼らは、国家がいかに人種差別を形成し、助長してきたかということに対して批判的な感情を抱いていた。しかしながら、白人の読者を主なターゲットとしたメインストリームの雑誌や新聞のなかでは、彼らのこのような批判的な視点は除外されてしまった。日系二世として彼らも直面した人種差別の経験は、メディアの形成する成功物語のなかでは副次的要素として扱われるにすぎなかった。彼らの人生に大きな影響を及ぼした人種問題が、メディアによって本質的に議論されることがなかったということは、彼らに関する「アメリカ的生活」の表象が非常に限定的で表面的だったことを示唆しているし、成功者とされた彼らのアメリカ中産階級への帰属もまた、周縁的であり条件付きであったということを意味している。 | |||||
内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 論文 | |||||
内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | Articles | |||||
書誌情報 |
アメリカ太平洋研究 = Pacific and American studies 巻 15, p. 143-162, 発行日 2015-03 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 13462989 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA11562201 | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 東京大学大学院総合文化研究科附属グローバル地域研究機構アメリカ太平洋地域研究センター | |||||
出版者別名 | ||||||
値 | Center for Pacific and American Studies, Institute for Advanced Global Studies, The University of Tokyo |