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「におい」から読み取る植民地朝鮮の差異化過程 : 湯淺克衞の「棗」をめぐって
https://doi.org/10.15083/00074686
https://doi.org/10.15083/00074686a4515e80-0f9f-4261-9b39-261745125f96
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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lis1616.pdf (376.7 kB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2018-05-23 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 「におい」から読み取る植民地朝鮮の差異化過程 : 湯淺克衞の「棗」をめぐって | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 湯淺克衞 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 棗 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 植民地朝鮮 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 日韓混血 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 差異化 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 身体性 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.15083/00074686 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者 |
河, 昇彦
× 河, 昇彦 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 湯淺克衞「棗」(1937)は、日韓〈混血〉児が主要な作中人物として設定されているため、従来の研究ではその〈混血〉児のアイデンティティ選択の問題が重要な論点となってきた。それは日本人が植民地支配の協力者であり、朝鮮人が植民地支配の抵抗者であるという二項対立の構造に陥りやすく、また湯淺克衞の評価においても協力者あるいは抵抗者かのどちらかに単純化する危険性を孕んでいる。しかしながら「棗」には植民地朝鮮を生きた多様な人間像が書き込まれており、被支配者の朝鮮人のみならず、突然支配者側にまわされた庶民階級の日本人の姿がその間で生まれた〈混血〉児を通して浮き彫りにされている。本稿では「棗」に豊富に描きこまれた「身体性」とりわけ「におい」の表象に注目し、その「身体性」が朝鮮と日本を区別し、差別に利用されていく差異化の過程を考察する。そしてそこから見えてくる植民地朝鮮の矛盾に満ちた現実と、その現実を生きることで苦しむ〈混血〉、そして〈混血〉への眼差しによって浮き彫りになる在朝日本人の矛盾をも明らかにすることで、テクストの日本の帝国主義に対する批評性の内実を検討したい。 | |||||
内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 言語態 | |||||
書誌情報 |
言語情報科学 = Language and information sciences 巻 16, p. 267-282, 発行日 2018-03-01 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 13478931 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA11831019 | |||||
著者版フラグ | ||||||
値 | publisher | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻 | |||||
出版者別名 | ||||||
値 | Graduate School of Arts and Sciences, the University of Tokyo |